FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント』
第2試合 バンタム級日本トーナメント 1回戦(61.0kg契約)
1R10分、2R5分
TKO ※タオル投入
試合前
バンタム級日本トーナメント1回戦屈指の好カード。「120%優勝できる」と豪語する前田と、結婚、自身のジムの設立、そしてバンタム級王座戴冠といくつものモチベーションを持ってトーナメントに臨む所が1回戦で激突! 名勝負の香り漂う一戦だ!
試合結果詳細
1R、いきなり左右のフックを繰り出す前田に、バランスを崩す所。前田は短期決着狙いか、猛ラッシュで左右のフックを当てていく。所も応戦し、お互いのフックがヒットするなか、距離を取った前田がいきなり「アーー! アーー! 来いや!」と吠えると、またも左右のフックで所をぐらつかせる。片足タックルにきた前田をいなした所は腕十字を取りにいくが、これは極まらず。またもスタンドになると、前田は「来いや!」と所を挑発し、左ストレートをヒットさせる。4分過ぎ、所のバックブローがヒットし、これでぐらつく前田を追いかけた所の頭部が、モロに前田のアゴに当たってしまい試合中断。再開後、前田のフックがヒットすると所はヒザをついてダウン。そのままグラウンドでパウンドを落としていく前田だが、所は下からの蹴りあげで立ち上がることに成功する。ノーガード戦法の前田に少しペースを合わせている感のある所。両者激しい打撃の応酬で乱戦模様に。なおも池本誠知ばりのダブルパンチや変なポーズで所を挑発する前田だが、所はこれに付き合わずローキックを当てていく。残り時間20秒、三角絞めにトライした所だが、これは極まらず1R終了のゴング。
2R、開始早々、所の右のボディストレートがローブローとなり、前田の回復を待って試合中断。なんとか試合再開となるが、あきらかにダメージ甚大の様子の前田に所がアームロックを取りにいったところで、前田のセコンドがタオルを投入し、所が一回戦を突破。涙の前田はセコンドにかつがれながらリングをあとにした。