- 2011年5月19日
「今回のトーナメントは俺が優勝しないといけないんですよ」
大塚隆史インタビュー- 5・29 FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』(さいたまスーパーアリーナ)で開催のバンタム級日本トーナメントに出場する大塚隆史に、同トーナメントに向けての意気込みを語ってもらった。【取材日:2011年4月20日】
■「大沢とは噛み合う感じもするし、『楽かなぁ』と思って」
──バンタム級日本トーナメントの組み合わせが決定しました。
大塚 まあ、「いけるな」という感じですね。
──自信満々ですね。
大塚 自信? あります、あります! 自信はあるけど、でも怖さもありますよ。
──怖さ?
大塚 「負けたらどうしよう?」って気持ちもあります。「優勝できる」と思っているトーナメントなので、逆に負けてしまったら自分自身、「そこまでの選手だった」と認識せざるを得ないですからね。そういう恐怖はあります。でも、他はベテランばかりですからね。ほとんどが30越えじゃないですか。「そろそろ俺が行かないと」という感じです。
──他のトーナメント参戦選手を見ていかがですか?
大塚 俺と山本篤の試合がファンの観たいカードで2位に入っていましたけど、確かに俺も山本篤が一番噛み合う相手かなって思っていました。打撃とレスリングのグッチャグチャの試合になると思いますからね。それで所(英男)はやりたい相手ではあるんですけど、もし抽選会で所と当たれる選択肢があっても選ばないようにしようと思っていました。
──ほう、その理由は?
大塚 トーナメントを盛り上げるために所は生かしておきたいので。やっぱり所が1回戦で潰れちゃったらトーナメント的に残念な感じになっちゃうじゃないですか。
──闘ったら、俺が勝っちゃうと?
大塚 そうっすね。だから、生かしておいて。世界トーナメントまで残ってくれば盛り上がると思うんですよね。ファンも多いし。
──前田吉朗選手はどうですか?
大塚 一度負けているんですけど(※10年10月『DEEP50』)、俺は負けてないと思っているので、もう一度やってぶっ飛ばしたいという気持ちはあります。でも、一度やっているので、抽選会で闘える選択肢があっても選ばなかったと思いますね。決勝かどこかでやって、やり返せればいいなと思っていますけど。あとは誰がいましたっけ?
──今成正和選手。
大塚 十段(今成のこと)とはDEEPでやるカードですよね。あと、DEEP道場で練習したりもするので、そこまでやりたいというのはなかったんですけど、1回戦を勝てば準決勝で当たるんですよね。まあ、闘うことに関しては全然問題ないです。あとは、え〜と、大沢か。
──1回戦の相手です。
大塚 実は、「やるのであれば大沢とやりてえな」と思っていたんですよ。
──大沢選手と闘いたかった理由というのは?
大塚 大沢はMMAをやってくれるので、噛み合う感じもするし、「楽かなぁ」と思って。
■「みんなもう通用しないでしょ、世界では」
──青木真也選手、川尻達也選手、高谷裕之選手が出場した4月9日のストライクフォースは見ましたか?
大塚 見ました。
──率直な感想を聞かせてください。
大塚 いや〜、もうショックですよ。練習仲間でもないんですけど、日本代表のような形で向こうに行って負けたので、やっぱりショックです。見ているときは俺も本気で応援していたし。青木選手は勝ちましたけど、肝心なのは、DREAMのチャンピオンの高谷選手と、アメリカのチャンピオンである(ギルバート・)メレンデスに挑戦した川尻選手の試合だったじゃないですか。その2人が負けたのは残念ですね。凄く悔しい。
──悔しい。
大塚 川尻選手に関しては、あれはしょうがないですね。相手が強すぎるというか。でも、高谷選手はDREAMのチャンピオンとして行って、ワケの分からない選手に負けて、「う〜ん……」という感じですね。勝負だから何があるか分からないし、しょうがないと言えばしょうがないんですけど、それでも「DREAMのほうが下」と見られちゃうので、「う〜ん……」って感じです。
──大塚選手もいずれアメリカで闘って強さを証明したいという気持ちはありますか?
大塚 日本人が弱いって思われるのも嫌だし、そこで勝って日本人の強さを見せたいとは思いますけど、まだ考えてないですね。まずはここをクリアしないといけないですから。まずはしっかり日本人のバンタムで誰が一番強いのかを決めるトーナメントで優勝して、世界トーナメントでも勝って、それからですよね。だから、俺が勝たなければダメなんですよ。だって、みんなもう通用しないでしょ、世界では。ほんとに。30を越えて。大沢だって、向こうでリリースされてこっちに来ているわけだし。だから、世界を見たときに、今回のトーナメントというのは俺が優勝しないといけないんですよ。
──今大会は東日本大震災チャリティプロジェクト「FIGHT FOR JAPAN」の一環として行われますが、いちプロ格闘家として、そういったチャリティイベントで試合をすることについてはどう感じていますか?
大塚 この試合が被災地、東北のほうに届くかって言ったら、正直、厳しいと思うんですよ。テレビを観られる環境にあるかも分からないし。だから、試合を通じて被災地の人たちを勇気づけるというのは難しいと思うんですよね、正直。ただ、大会が行われる東京近郊の人たちを勇気づけられることはできると思うんですよ。いまだにテレビを付けたら悲しくなるニュースばかりで、俺もこの前、テレビで「子供が見つからないんです」という方のニュースを見て、悲しい気持ちになったんですよね。でも、日本全体を見たときに、こっちまで暗くなっちゃダメだと思うんですよ。だから、そういったときに、こういった格闘技の大会とか、楽しんでもらえる空間というのはとても大事だと思うんですよね。俺は全力で試合をするので、それをたくさんのお客さんに見てもらって、楽しんでもらえたらいいなと思います。
【FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』全対戦カード】
■第1試合/バンタム級(-61キロ)日本トーナメント1回戦第1試合
ダレン・ウエノヤマ(アメリカ/ハウフグレイシー柔術アカデミー)vs山本篤(日本/KRAZY BEE)
■第2試合/バンタム級(-61キロ)日本トーナメント1回戦第2試合
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)vs所英男(日本/リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
■第3試合/バンタム級(-61キロ)日本トーナメント1回戦第3試合
今成正和(日本/チーム・ローケン)vs藤原敬典(日本/秋本道場ジャングルジャンクション・チームZST)
■第4試合/バンタム級(-61キロ)日本トーナメント1回戦第4試合
大沢ケンジ(日本/和術慧舟會 HEARTS)vs大塚隆史(日本/AACC)
■第5試合/フェザー級(-65キロ)ワンマッチ
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/ヘルボーイ・ハンセンMMA)vs石田光洋(日本/T-BLOOD)
■第6試合/フェザー級(-65キロ)ワンマッチ
リオン武(日本/シューティングジム横浜)vs松本晃市郎(日本/今田道場)
■第7試合/フェザー級(-65キロ)ワンマッチ
宇野薫(日本/UCS)、西浦“ウィッキー”聡生(日本/STGY)
■第8試合/ライト級(-70キロ)ワンマッチ
菊野克紀(日本/ALLIANCE)vs中村大介(日本/U-FILE CAMP.com)
■第9ライト級(−70キロ)ワンマッチ
青木真也(日本/パラエストラ東京/Evolve MMA)vsアントニオ・マッキー(アメリカ/BodyShop Fitness Team)
■第10試合/バンタム級(-61キロ)日本トーナメント準決勝
ダレン・ウエノヤマ×山本篤の勝者vs前田吉朗×所英男の勝者
■第11試合/バンタム級(-61キロ)日本トーナメント準決勝
今成正和×藤原敬典の勝者vs大沢ケンジ×大塚隆史の勝者
FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』
◎日時/2011年5月29日(日)開場15:00 開始16:00
◎場所/さいたまスーパーアリーナ
◎主催/(株)FEG、(株)リアルエンターテインメント
◎協力/さいたまスーパーアリーナ
◎チケット料金/全席指定・消費税込(※1歳より入場券が必要です)
・VIP(ビップ)=100,000円
・RRS(ロイヤルリングサイド)=22,000円
・スタンドS=10,000円
・スタンドA=5,000円
◎チケット発売スケジュール/
・DREAM webメンバーズサイト先行予約=4月16日(土)10:00〜24:00
・DREAM携帯サイト先行予約=4月16日(土)13:00〜24:00
・特別先行電話予約=4月17日(日)10:00〜18:00
・DREAM webサイト先行予約=4月17日(日)10:00〜24:00
・一斉発売=4月24日(日)10:00〜
◎チケット発売所/
・DREAM webサイト(http://www.dreamofficial.com/)
・DREAM携帯サイト(iモード Yahoo!ケータイ EZweb)
・イープラス(http://eplus.jp/battle/) ※パソコン&携帯
・チケットぴあ(電話0570-02-9999 <Pコード=594-790>)
・ローソンチケット(電話0570-084-003 <Lコード=38170>)
・CNプレイガイド(電話0570-08-9999)
・レッスル池袋店(電話03-3989-0056)(http://www.wrestle.jp/)
・書泉ブックマート(電話03-3294-0011)(http://www.shosen.co.jp/)
・フィットネスショップ格闘技(電話03-3265-4646)(http://www.fs-kakuto.com/)
・チケット&トラベルT-1(電話03-5275-2778)(http://www.t-1.jp/tk/)
・後楽園ホール(電話03-5800-9999)(http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/)
・さいたまスーパーアリーナ(電話048-600-3037)(http://www.saitama-arena.co.jp/)
・公武堂(電話052-241-2511)(http://www.koubudo.co.jp/)
・バトルロイヤル(電話03-3556-3223)(http://www.battleroyal.jp/)
・新日本プロモーション(http://www.shinnichi-pro.co.jp/)
◎お問合わせ/DREAM事務局03—5775—5065
【『DREAM JAPAN GP -2011バンタム級日本トーナメント-』スカパー!放送概要】
スカパー!やケーブルテレビ等のペイパービューチャンネル「スカチャン」では、「DREAM JAPAN GP~2011 バンタム級日本トーナメント~」5.29 さいたまスーパーアリーナ大会を録画中継します。
■スカパー! の「スカチャン162」で、PPV録画中継!
①6月1日(水)17:00~ @Ch.162(初回放送)
②6月1日(水)24:00~ @Ch.176(再放送)
③6月3日(金)24:00~ @Ch.180(再放送)
④6月4日(土)18:00~ @Ch.179(再放送)
⑤6月5日(日)9:00~ @Ch.162(再放送)
⑥6月6日(月)10:00~ @Ch.180(再放送)
⑦6月9日(木)9:00~ @Ch.176(最終回)
視聴料金:2,100円/番組(税込) ※各放送の視聴に対して毎回2,100 円が掛かります。
■「スカチャン190HD」(ハイビジョン)でも、PPV録画中継!
①6月1日(水)17:00~ @Ch.190(初回放送)
②6月3日(金)24:00~ @Ch.190(再放送)
③6月6日(月)10:00~ @Ch.190(最終回)
視聴料金:2,100円/番組(税込) ※各放送の視聴に対して毎回2,100 円が掛かります。
■スカパー!e2 もハイビジョン、「スカチャン800」(HD)でPPS録画中継!
①6月1日(水)17:00~ @Ch.800(初回放送)
②6月3日(金)24:00~ @Ch.800(再放送)
③6月6日(月)10:00~ @Ch.800(最終回)
視聴料金:2,100円(税込) ※視聴チケットのお申し込みで3 回ともご覧頂けます。
■初回放送前日5/31(火)、視聴チケットの事前購入申し込みを受け付け中!
チューナーに電話線を接続されていない方でも、電話やWEBから事前にPPV・PPS をお申込み頂けます。電話線接続の方は、放送当日でも番組購入を申し込めます。
■その他、スカパー! 光、J:COM TV でもPPV放送!
詳しくはスカチャンHPをご覧下さい。
www.sukachan.com/battle/
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