- 2011年6月12日
笹原EPの7・16『DREAM JAPAN GP FINAL』見どころ解説⑤【川尻達也vsヴィラミー・シケリム】
- 笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの7・16FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』(有明コロシアム)見どころ解説! 今回はDREAMライト級ワンマッチ、川尻達也vsヴィラミー・シケリムだ!
■シケリムのモチベーション
──川尻選手は4月のストライクフォースでの敗戦をどう受け止めているのでしょうか?
笹原 あの敗戦後はほんとに落ち込んだそうです。ただ、川尻選手は負けると常に深く落ち込むんです。五味隆典戦しかり、青木真也戦しかり、この前のギルバート・メレンデス戦もそう。そのつど深い谷の底まで落ち込んで、反省して、そこから必ず這い上がってくるというのを繰り返してきている選手です。そして、深い谷の底から必ず持って帰ってくるのが、「でもやっぱり俺には格闘技しかない」という回答。7月に試合をやると決めたということは、すでに「やるしかねえ!」と気合漲っていると思います。だから精神的なところは全然心配していません。これまで以上に強く、タフになった川尻選手が7月のDREAMで見られると思います。
──対するシケリム選手は元修斗ウェルター級世界王者。かなりの強豪です。
笹原 相当強い選手ですよね。しかもまだ23歳ですから、前回の試合が参考にならないほどの急成長を遂げているかもしれません。そして戦績を見てみると、一本勝ちの大半がチョーク。ギロチンチョーク、ノースサウスチョーク、ブラボーチョークと、あらゆるチョークで相手の首を狩ってきています。普通、ここまで首を極めるのが強ければ相手は絶対に警戒すると思うんですけど、それでも極めて勝てるというのはすごいですよね。一時期のアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ選手みたいな感じがします。だからといってグラウンドだけの選手というわけではなく、スタンドでの打撃もこなす。マルロン・サンドロ選手やビトー“シャオリン”ヒベイロ選手も所属する名門ノヴァウニオンの実力者です。
──前回、5月の青木選手の対戦相手の候補にも名前が挙がっていましたよね。
笹原 そうです。シケリム選手からはOKをもらっていたんですけど、なんとパスポートの期限が切れていたという……(苦笑)。でも、ここでDREAMライト級ナンバー2の川尻選手に勝てば、青木選手の保持するベルト獲りへの大きなアピールになります。あと、シケリム選手は、今年1月にUFCに初参戦して判定で敗れたんですけど、本来ならもうワンチャンスあってもおかしくないんですけど、UFCのライト級は選手が多いので、1試合だけでリリースされてしまっているんですよね。そこで今回、同じライト級で世界的に評価の高い川尻選手に勝てば、もう一回UFCから声が掛かるんじゃないかとも思っていると思います。そこのモチベーションも当然あるでしょうね。
■川尻は15分間、集中を切らさず闘えるか?
──勝負のポイントはどこにあると思いますか?
笹原 シケリム選手は強豪ですけど、意外と川尻選手が得意とするタイプなんじゃないかなと思うんですよね。多分、テイクダウンは川尻選手のほうが上。昨年大晦日にジョシュ・トムソン選手と闘ったときみたいに、あらゆる局面で先手を取って、グラウンドで上になれるか? でも、上になっても、シケリム選手には下からのチョークがある。だから川尻選手の勝負のポイントとしては、15分間、集中を切らさず闘えるか? そこに尽きるんじゃないかなと思います。川尻選手はこの階級で借りを返さなければいけない相手がたくさんいます。青木選手、メレンデス選手、エディ・アルバレス選手、五味選手。そういった選手に対して「絶対に借りは返す」という思いがある限り、川尻選手は闘い続けるでしょうし、ふりだしに戻ったリベンジロードの一歩目となる今回の一戦は絶対に落とせないと感じているはずです。また、バンタム級、フェザー級が盛り上がってきている中で、青木選手や川尻選手としてはDREAMで一番熱い階級はライト級だという気持ちもあるでしょう。川尻選手がどんな試合を見せてくれるのか非常に楽しみです。
★★★★★川尻vsシケリムが行われる7・16『DREAM JAPAN GP FINAL』チケット絶賛発売中!!★★★★★
【FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』対戦カード】
■バンタム級(-61キロ)日本トーナメント決勝戦
所英男(日本/リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)vs今成正和(日本/チーム・ローケン)
■バンタム級(-61キロ)日本トーナメント3位決定戦
山本篤(日本/KRAZY BEE)vs大沢ケンジ(日本/和術慧舟會 HEARTS)
■DREAMライトヘビー級(-93キロ)タイトルマッチ
ゲガール・ムサシ(王者/オランダ/チーム・ムサシ)vs泉浩(挑戦者/日本/プレシオス)
■DREAMフェザー級(-65キロ)タイトルマッチ
高谷裕之(王者/日本/高谷軍団)vs宮田和幸(挑戦者/日本/BRAVE)
■ライト級(-70キロ)ワンマッチ
川尻達也(日本/T-BLOOD)vsヴィラミー・シケリム(ブラジル/ノヴァウニオン)
FIGHT FOR JAPAN『DREAM JAPAN GP FINAL -2011バンタム級日本トーナメント決勝戦-』
◎日時/2011年7月16日(土)開場16:00 開始17:00(予定)
◎場所/有明コロシアム
◎主催/(株)FEG、(株)リアルエンターテインメント
◎チケット料金/全席指定・消費税込
・VIP(ビップ)=100,000円【特典:専用入場ゲート・グッズ付】
・RRS(ロイヤルリングサイド)=22,000円
・スタンドS=10,000円
・スタンドA=5,000円
(※1歳より入場券が必要です)
◎チケット発売スケジュール/
・一斉発売=6月12日(日)10:00〜
◎チケット発売所/
・DREAM webサイト(http://www.dreamofficial.com/)
・DREAM携帯サイト(iモード Yahoo!ケータイ EZweb)
・イープラス(http://eplus.jp/battle/) ※パソコン&携帯
・チケットぴあ(電話0570-02-9999 <Pコード=594-790>)
・ローソンチケット(電話0570-084-003 <Lコード=38170>)
・CNプレイガイド(電話0570-08-9999)
・レッスル池袋店(電話03-3989-0056)(http://www.wrestle.jp/)
・書泉ブックマート(電話03-3294-0011)(http://www.shosen.co.jp/)
・フィットネスショップ格闘技(電話03-3265-4646)(http://www.fs-kakuto.com/)
・チケット&トラベルT-1(電話03-5275-2778)(http://www.t-1.jp/tk/)
・後楽園ホール(電話03-5800-9999)(http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/)
・公武堂(電話052-241-2511)(http://www.koubudo.co.jp/)
・バトルロイヤル(電話03-3556-3223)(http://www.battleroyal.jp/)
・Laughter7(電話03-6807-1770)(http://www.laughter7.com/)
・新日本プロモーション(http://www.shinnichi-pro.co.jp/)
◎お問合わせ/DREAM事務局03—5775—5065
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