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■「敢えて何か対策っていうのはないです」

──半年ぶりの試合が決定しました。
桜庭　ああ、半年以上やってないんですよね。トシ食うと時間が短く感じる（笑）。半年も空いている感じはしないですね。前に骨折して半年空いたとき（08年6月『DREAM.4』後）は全然体を動かせなかったんですけど、今回期間が空いたのは特に大きい怪我があったわけでもないですし、練習もある程度できていました。体調もまあまあですね、はい。
──今回『DREAM.14』での対戦相手はハレック・グレイシー選手です。改めて、ハレック選手の印象を教えてください。
桜庭　う〜ん、大きさしか分かんないですね。デカいんだろうなぁくらいしか。向こうは95くらいあるんですよね？　デカいのはやだな〜。
──今回は88キロ契約ということですが、今の桜庭選手の体重は？
桜庭　85前後ですね。で、向こうは当日には（体重が）戻りますよね？　……もう一度、交渉しないといけませんね（笑）。
──ハレック選手の試合の印象に関してはいかがですか？
桜庭　見たことあるんですけど、だいぶ前の試合なんで、あまり覚えてないです。
──今回は、前回の『DREAM.12』に続いて、ケージでの試合となります。
桜庭　そこらへんはそんなに気にならないですね。前回も金網使ったようなシーンもなかったと思うし、敢えて何か対策っていうのはないです。ただ、この道場とかで練習してるときとかも、壁に押し込まれちゃったりとか押し込んだりとか、そういう展開になることも少なくないので、そういうのを少し頭に入れながら練習しようとは思っています。
──笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーは「桜庭選手はケージでは負けなし」とおっしゃっていましたが。
桜庭　ケージったって、2回しか試合してないんですけどね（笑）。
──桜庭選手の好き嫌いで言うと、リングがいいですか？　ケージがいいですか？
桜庭　ケージだと完全に壁ができちゃっているような感じなので、どっちかと言ったら、ボクはリングのほうがいいですね。

■「吉田さんは引退しちゃいましたけど、ボクはできるだけ続けたいです」

──先ほどの記者会見（5月10日）では、ケージ用の秘技“金網太郎”の存在を示唆していました。
桜庭　あれはケージに限らずロープでも、要はそういう壁際で使えそうな技なんですけど、練習では掛かったことあるんですけど、試合では掛けたことないんですよね。今思えば、実際の試合でもその技を掛けられるシーンというのはあったんですけど、そのときはまだ頭の中にその技がしっかり入ってなかったので出せなかったんですけどね。
──次のハレック戦で出すかもしれない？
桜庭　なるべく練習でも出すようにはして、頭の中には入れておこうとは思ってます。
──やはり観る側にとっては“桜庭和志vsグレイシー一族”というのを強く意識してしまうのですが。
桜庭　う〜ん、ボクとしては特にないんですよね。グレイシー一族といっても、同じ相手じゃないですからね。まあ、見る人の自由で。ボクは一生懸命、練習して試合するだけです。
──試合当日にベストな自分を見せるだけだと。
桜庭　当日、しっかり動けるようになんとかやってます。あとは、3日前に発売する『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破』のDVDを観てからですね。
──それを観てからじゃないと始まらない（笑）。
桜庭　DVDを何回か見て、泣いて泣いて、試合当日を迎えたいと思います！
──話が飛びますが、4月25日に行われた『ASTRA』吉田秀彦選手の引退試合を観戦、試合後にリング上で挨拶も行いましたが、吉田選手の試合にはどんな感想を持たれましたか？
桜庭　やっぱり同じトシの人が辞めていくのは寂しい部分がありますけど、最後に打ち合いをしたじゃないですか。
──中村和裕と激しく打ち合うシーンもありました。
桜庭　あれを観てボクも頑張らないとって気にはなりましたよね。吉田さんは引退しちゃいましたけど、ボクはできるだけ続けたいです。
──最後にファンへメッセージをお願いします。
桜庭　グレイシーという人たちから卒業させてください（笑）。

【『DREAM.14』対戦カード】
■ワンマッチ
ミノワマン（日本/フリー）vsX
■DREAMミドル級ワンマッチ
桜庭和志（日本/ Laughter7）vsハレック・グレイシー（ブラジル/グレイシー柔術）
■DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人（日本/マッハ道場）vsニック・ディアス（アメリカ/シーザー・グレイシー柔術）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
高谷裕之（日本/高谷軍団）vsヨアキム・ハンセン（ノルウェー/フロントライン・アカデミー）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
山本“KID”徳郁（日本/KRAZY BEE）vsキコ・ロペス（アメリカ/チーム・クエスト）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
所英男（日本/チームZST）vs西浦“ウィッキー”聡生（日本/STGY）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
宮田和幸（日本/Brave）vs大塚隆史（日本/AACC）
■DREAMフェザー級ワンマッチ
前田吉朗（日本/パンクラス稲垣組）vs大沢ケンジ（日本/和術慧舟會A-3）

関連選手：

青木　真也、アリスター・オーフレイム、アンディ・オロゴン、アントニオ・バヌエロス、アンドリュース・ナカハラ、池本　誠知、石井　慧、石田　光洋、泉　浩、今成　正和、イマニー・リー、ヴィラミー・シケリム、宇野　薫、エイブル・カラム、エディ・アルバレス、エメリヤーエンコ・ヒョードル、大沢　ケンジ、大塚　隆史、大山　峻護、小見川　道大、川口　雄介、川尻　達也、カール・アモーゾ、菊野　克紀、キコ・ロペス、北岡　悟、京太郎、KJ・ヌーン、ゲガール・ムサシ、コール・エスコベド、桜井“マッハ”速人、桜庭　和志、柴田　勝頼、昇侍、白井　祐矢、ジェイク・オブライエン、J.Z.カルバン、ジェイソン・ハイ、ジェイソン“メイヘム”ミラー、ジェラルド・ハリス、ジェロム・レ・バンナ、ジェームス・トンプソン、ジョシュ・トムソン、ジョン・ヨンサム、ジョー・ウォーレン、鈴川　真一、高谷　裕之、ダレン・ウエノヤマ、チェイス・ビービ、長南　亮、DJ.taiki、所　英男、トレヴァー・プラングリー、ドリュー・フィケット、中村　和裕、中村　大介、中村　優作、長島☆自演乙☆雄一郎、西浦“ウィッキー”聡生、ニック・ディアス、ハレック・グレイシー、バル・ハーン、パーキー、廣田　瑞人、ビビアーノ・フェルナンデス、福田　力、藤原　敬典、古木　克明、ブルーノ・カルバーリョ、ホドルフォ・マルケス・ディニス、ボブ・サップ、前田　吉朗、松本　晃市郎、マリウス・ザロムスキー、マーカス・アウレリオ、水野　竜也、光岡　映二、ミノワマン、宮田　和幸、メルヴィン・マヌーフ、山崎　剛、大和　哲也、山本　篤、山本“KID”徳郁、ヤン・カブラル、ユサップ・サーデュラエフ、ヨアキム・ハンセン、リオン　武、ロブ・マックロー、渡辺　一久

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