ホーム>

ニュース


2010年5月20日

「ウィッキーさんに勝たないとKIDさんにも勝てない」
『DREAM.14』出場の所英男が公開練習!!

5月20日(木)、都内・リバーサル格闘技ジム ACADEMIA reversalにて、5・29『DREAM.14』(さいたまスーパーアリーナ)でDREAMフェザー級ワンマッチ、西浦“ウィッキー”聡生戦に臨む所英男が公開練習を行った。
動画で見る

この日の所は、2分1Rのミット打ちと、同じく2分1Rの寝技スパーリングを公開。試合に向けての追い込み時期とあって「試合前はいつもそうなんですけど、疲れてていまいち動きが良くないですね」と囲み取材ではやや疲れた表情を見せていた所だが、練習に関しては順調に進んでいるようだ。

DREAM全面バックアップのもと昨年10月からアメリカで武者修行を行い、今回の試合が“凱旋マッチ”となるウィッキーとの一戦に際し所は、「ウィッキーさんは今まで一本負けしていないと思うんですけど、門脇(英基)さんのようなグラップラー相手にも一本取られていないので、僕じゃ難しいだろうなと(笑)。取れたら取りますけど、最後まで集中力を切らさずに頑張り切ることじゃないですかね。15分間をフルに使って、最終的には勝つつもりで」と総合力での勝負を想定しての練習をしてきた模様。その中で、変則的なフォームで打ってくるウィッキーの打撃への対策も立てていると語った所は、「僕は倒す打撃ではないので、どんどん当てれるように」と手数でポイントを奪う姿勢を見せた。

今回の一戦は所にとって初のケージでの闘いとなるが、「特に対策は立ててません」と語ると、「山本喧一さんのジムで練習してた頃、山本さんから『頭を中に入れて闘え。そうすると動く試合になるから』とよく言われてたんですけど、それが今になってわかりました。まあ、(ケージとは)あまり関係ないですね(笑)」と初めてのケージよりも動きのある展開に勝機があると見込んでいるようだ。

今大会ではフェザー級ワンマッチが5試合組まれており、所にとっては生き残りをかけたサバイバルマッチとなるが、「大会自体がいい試合ばかりで盛り上がればいいと思ってるんですけど。誰が勝とうが、負けようが、まずは自分が勝つことだと思っているので、周りは関係ないです」と、目の前のウィッキー戦に集中することを強調。しかし、もちろんその先には、ビビアーノ・フェルナンデスが保持するDREAMフェザー級王座、そしてかねてから熱望していた山本“KID”徳郁との一戦を視野に入れている所は、「(フェザー級王座は)もちろん勝ち続けてそういうチャンスがあれば嬉しいんですけど、選手層が厚いので一戦一戦が大事な試合になると思います。(KIDとの試合は)心の中でそういう気持ちはあるんですけど、ウィッキーさんに勝たないとKIDさんにも勝てないですし、ウィッキーさんとの試合ですべてを出し切るよう、29日、頑張って試合をします」と次へと繋げるためにもウィッキー戦での必勝を誓った。

また、5月9日に行われたプロボクシング元WBC世界フライ級チャンピオン、内藤大助の復帰戦を観戦した所は、「大事な復帰戦で打ち合って勝つというのは凄い。詳しいテクニックはわかりませんけど、“これぞプロ”みたいな試合でした。練習仲間では、内藤さんだったり、僕よりも年上の方がいるんですけど、頑張っている姿を見ていると、僕なんか本当にまだまだだなと。頑張ろうという気持ちが湧いてきますよね」と内藤の復帰には大きな刺激を受けたようだ。自身初となるケージでの一戦においても、いつもと変わらず動きのある試合で観客を魅了させる姿勢を貫くことを誓った所。その上で、ウィッキーに勝利し、DREAMフェザー級戦線から一歩抜け出すことができるのか!?

【『DREAM.14』対戦カード】
■ワンマッチ
ミノワマン(日本/フリー)vsX
■DREAMミドル級ワンマッチ
桜庭和志(日本/ Laughter7)vsハレック・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術)
■DREAMウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vsニック・ディアス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
高谷裕之(日本/高谷軍団)vsヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
山本“KID”徳郁(日本/KRAZY BEE)vsキコ・ロペス(アメリカ/チーム・クエスト)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
所英男(日本/チームZST)vs西浦“ウィッキー”聡生(日本/STGY)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
宮田和幸(日本/Brave)vs大塚隆史(日本/AACC)
■DREAMフェザー級ワンマッチ
前田吉朗(日本/パンクラス稲垣組)vs大沢ケンジ(日本/和術慧舟會A-3)