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2010年5月20日

7・10『DREAM.15』さいたまSA大会開催発表!! ミノワマンの5・29『DREAM.14』参戦が決定!!
ネットライブ会見で笹原EP&谷川代表がファンからの質問に回答

5月20日(木)、FEGの谷川貞治イベントプロデューサーと笹原圭一DREAMイベントプロデューサーが、DREAMオフィシャルサイト上にて記者会見を実施。5・29『DREAM.14』(さいたまスーパーアリーナ)の追加カードと、次回大会となる7・10『DREAM.15』(さいたまスーパーアリーナ)の開催を発表した。

まず、笹原EPから『DREAM.14』の追加カードとして、ミノワマンvsXが発表された。Xとなっているミノワマンの相手に関しては現在交渉中とのことだが、「ミノワマン選手は世界中のハルクと闘う、我々はモンスタークエスト路線と呼んでいるのですが、それをずっとやってきています。今回もそのハルクシリーズとなりますね」とコメントした笹原EP。例の如く階級を超えた闘いになりそうだが、ミノワマン本人は今回の試合にハルク路線の他にも別のテーマを持っているそうで、これに関しては前日の会見で本人自ら語られるという。

また、『DREAM.14』のテレビ放送も正式決定。関東ローカルで、当日の深夜26:48から2時間タップリと放送される。

そして、笹原EPは、『DREAM.14』の次回大会『DREAM.15』の開催も正式に発表。同大会は、7月10日(土)にさいたまスーパーアリーナに行われる。また、同大会の参戦予定選手も発表。青木真也、川尻達也、アリスター・オーフレイム、菊野克紀、ゲガール・ムサシ、メルヴィン・マヌーフの6選手が7・10『DREAM.15』のリングに立つ予定だ。

気になるこの6選手の相手に関してだが、アリスターには誰もが知っているヘビー級の大物ファイターを当てるべく交渉中とのこと。現在、候補は二人おり、一人は日本に来たことのない選手、もう一人は来日経験のある選手ということで期待が高まる。なお、このカードについては、『DREAM.14』が終わってから発表するという。

そして、『DREAM.14』で開催予定だったライトヘビー級GPについても笹原EPは言及。『DREAM.14』を急遽ケージで開催することになったため、流れてしまったライトヘビー級GPだが、この『DREAM.15』でライトヘビー級の試合を2試合組み、その勝者二人が9月に開催予定の『DREAM.16』で初代の王座を決する。このミニトーナメントへの参加候補選手の一人は当然ムサシ。日本人では海外で腕を磨いていた水野竜也が候補に挙がっているそうだ。こちらの概要も、『DREAM.14』が終わり次第、発表するとのことである。

また、笹原EPと谷川EPはこのあと、Twitterから寄せられたファンからの質問に答えた。以下はその主なやりとり。

■『DREAM.15』では青木vs川尻のタイトルマッチをやるのか?
笹原「もちろん可能性はあります。ちょっと楽しみに正式発表まで待っていただければ。このあとオフィシャルサイトを見続けていただければ、ヒントが隠されているかもしれませんね」

■対北米の具体的な対策を知りたい。
谷川「Ustream(ユーストリーム)じゃないですけど、世界中でライブ発信できる時代になっていますから、新しいメディアに乗ったいろいろな可能性を模索しています。ただ、海外ではMMAが主流になっていますから、海外でどうビジネスをしていくかがポイントですね。今年中には海外で大会をやって、それをきっかけに爆発させたいですね。来年になってしまうかもしれないですけど。(場所は?)内緒です。でも、なるほどな、という場所でやりたいですね」

■『DREAM.15』もケージでやるのか?
谷川「リングです。今年はケージはおそらく『DREAM.14』だけです」
笹原「1年に1回、今年は『DREAM.14』だけかなと思っています。ただ、やっぱりケージがいいということがあれば、その都度考えなきゃいけないことだと思っています」

■対世界に向けて、金網の興行を増やすのか? あるいはやはりリングをメインにするのか?
谷川「UFCがアメリカで巨大なマーケットを作って、海外にも出て行っていますから、イメージとしてUFC=ケージになっているんですよね。だから、ボク個人としては日本ではリングで展開したほうがいいと思っています。あるいはホワイトケージじゃないけど、独自の物を作るとか。でも、MMA=ケージというようにならないように、MMAのもう一つのカテゴリーとしてリングでPRIDEみたいな熱を世界中で作っていく形がいいんじゃないかなと思っています」

■谷川がDREAMで可愛いと思うのは誰?
谷川「笹原さんが大塚(隆史)選手が可愛いって呟いているので、今度の大会が凄く楽しみですね(ニヤニヤ)。ちょっと所(英男)君も歳をとってきましたから。探してみます」

■ミノワマンの相手はキンボ・スライス?
谷川「いつかはやりたいですね。今度は間に合わないですけどね。ボクはそんなに引っかかってないですけど、ミノワマンの相手としては凄くいいですよね」

■ミドル級の王座決定戦は年内にやるのか?
笹原「やります。今年は全階級のチャンピオンを決めます。ヘビー級も決めます。その主役の一人はアリスターですね」

■ミドル級の王座決定戦はジャカレイvsメイヘムでやるのか?
笹原「当然候補ですけど、このあとの結果如何では入ってくる選手もいるんじゃないですか?」
谷川「前回から時間が経ってますからね。その時に一番いい者同士がやったらいいです」

また、質疑応答の途中に、なんと『DREAM.15』への参戦予定選手として名前が挙がったばかりのゲガール・ムサシから緊急電話。ファンにメッセージをコメントし、さらにファンからの質問にも答えた。

ムサシからのメッセージ
「ストライクフォースでは負けてしまって申し訳なく思っています。今度、日本で試合をする時はしっかりとトレーニングをして、新しい自分を見せたいと思っています」

以下、ムサシと笹原EP&谷川EPのやり取り。

笹原「体調はいかがですか?」
ムサシ「体調はいいです。試合をしたあとなのでモチベーションは上がっていませんけど、来週からトレーニングをして仕上げていきたいと思っています」
谷川「キング・モーとの試合はどこがいけなかったんですか?」
ムサシ「いろいろありますけど、一番はキング・モーがキング・モーらしい試合をして、自分が自分の闘いをできなかったことです。その点に尽きると思います」

以下、ファンの質問とそれに答えるムサシのやり取り。

■次は誰と闘いたい?
ムサシ「まだトーナメントへの参加者を聞いていないので、わかりません。もちろん、キング・モーとの再戦を考えています。このトーナメントを勝ち進んで、大みそかにキング・モーとやれれば最高でしょうね」

■リングとケージの違いは?
ムサシ「大きな違いがありますよ。ケージのほうがサイズが広いです。それが一番ですね。あとレスラーに有利です。やはりケージで闘うにはケージを使って立ち上がるとか、新しいテクニックを学ばなければいけません」

■君にDREAMのライトヘビー級の大黒柱になってもらいたいんだ!
ムサシ「もちろんそうなりたいです。チャンピオンになりたいですね」
笹原「補足になりますけど、今回、ライトヘビー級は4人のミニトーナメントを組んで、チャンピオンが9月に決定します。そのDREAMのチャンピオンとストライクフォースのライトヘビー級のチャンピオンの試合を大みそかにやらせたいと思っていますね」

ムサシが電話を切ったあとは再び笹原EP&谷川EPがファンの質問に答えた。

■ルール変更はしないのか?
谷川「MMAっていうのは何でもあり。できれば制限がないほうがいいし、グレイシーの“自分の身は自分で守る”っていう考えは好きなんですよ。でも、テレビで放送しながらマスの人たちに訴える中では、サッカーボールキックやヒジとかはゴールデンタイムでの放送ではNGです。ヨーロッパではMMAを放送すること自体禁止なんですよ。そういう中で理解を得ていくには、DREAMルールが一番だと思いますね。UFCが中心になってアスレチックコミッションでルールを決めていますけど、これが世界基準になっていくのか? 我々を含めた勢力のルールが浸透していくのか? あるいは二つとも存在していくのか? それが決まるにはまだまだ時間がかかると思います」
笹原「柔道もそうだし、スキーのアルペン競技もそうですけど、ルールはその時の勢力によって変わることがありますからね。ボク自身はこれじゃなきゃいけないっていうのはないですね」

■宇野薫選手の凱旋は?
谷川「この間会って話をしましたけど、オファーをすれば出てくれるような気はしますね」

■谷川は髪を染めたのか?
谷川「美容室で寝ている間に茶色くされすぎました。戻したいんですよね。でも、そこは『増えたの?』って聞いてほしいですね。確実に増えています(不敵な笑みを浮かべ)」

■ストライクフォースに乗り込む選手の予定は?
笹原「選手本人がやりたいという気持ちがあればいつでも話はできますよ」
谷川「いまDREAMでは全階級やっているので、選手の消化が大変なんですよ。できれば年に4試合、最低でも2〜3試合闘いたいって言っているけど、いっぱいになってしまうので、そういう意味では海外に行くのもいいですね。若い選手は経験したほうがいいと思うんですよ。余談になりますけど、石井(慧)選手が海外でやっているのはいいことだと思います。新人の選手がゴールデン放送の大会でやるといきなり強い選手を当てられちゃいますから、海外でやったほうがいいかもしれないですね」

■「この選手を派遣したい」という人がいれば教えてほしい。
笹原「二人いるんですけど、一人は菊野選手。ジャパニーズのイメージが強いし、どんなふうに観られるのか興味がありますね。もう一人は大塚選手。ちょっと話をしたら、そりゃやりたい、と。でも、やるんなら、その時はDREAMの代表として出て行きたいと言ってくれているんですよ」

■笹原さんはケージ派? リング派?
笹原「PRIDEをやっていましたから、当然リング派なんですけど、いまはいろんな意見を聞いて、どっちがいいのかというのを考えています。これだって主張があるわけじゃないんですけどね」

■『DREAM.15』にはストライクフォースから誰か選手が来るのか?
笹原「来ます」
谷川「今回のマッハ選手とディアス選手の試合如何によって、ボクは勝ってほしいんだけど、もし負けるようなことがあれば呼ばざるを得ないよね。まあ、勝ったら呼ばなくてもいいんじゃない?(笑)」

■ストライクフォースで興味のある選手は?
笹原「日本で闘ったことのない選手。前だったらカン・リーとか面白いかなと思いましたけど、他にもたくさんいますね」

■マッハvsディアスはどうなる?
笹原「凄く厳しい試合になると思います。でも、厳しい時こそ、マッハ選手は底力を見せてくれる選手なので、そういう試合を見せてくれると思います」

■マッハvsディアスはメインでやるのか?
谷川「メインにしなきゃいけないでしょう。サクちゃんやKID君も出るし豪華メンバーだけど、マッハ選手にメインをやってもらいたいですね」

■地方興行の予定は?
谷川「やりたいですね。力をつけたら大阪や名古屋だけじゃなく、北海道や九州でもやりたいですね。今年は関東圏が中心になっちゃうかもしれないけど、来年からは年に1回は新しいところを開拓していきたいですね」

■K-1との交流は?
谷川「いつでも。でも、頻繁に頼っちゃいけないので。いい形で磨きながら、大みそかなんかにやるのがいいですね。ただ、お互いに名前が浸透していない間にやっても面白くないので、それぞれで誰が一番強いのかハッキリさせてからやりたいです。あとは本人の意志がないのにやらせてもしょうがないですから。DJ.taikiは本人がやりたいと言いましたからね」

■『DREAM.14』で『DREAM.15』のカード発表はやるのか?
笹原「やります。楽しみに来てください」

■小見川道大の参戦は?
谷川「出てほしいけどね。高谷選手が負けているし。さっきのストライクフォースで誰が観たいかって質問、ボクはDREAMの選手に勝った選手全員ですね。全員、一回はいわせないといけないですよ。ある意味、泉(浩)とかもいわせないといけないと思っています。そういうのを全部上げたいですね」

■SRCとの交流は?
谷川「いま言ったようにありますよ」

■朝青龍と交渉して!
谷川「まあ、そういう機会も出て来ると思いますけど、上がらないと思うんですよね(笑)。上がってくれたら面白いけど」