- 2010年7月6日
「秘策のヒント? 前回の試合とはまったく違うってことがヒントです」
DJ.taikiインタビュー- 7・10『DREAM.15』(さいたまスーパーアリーナ)にて行われるDREAMフェザー級ワンマッチ、石田光洋戦に臨むDJ.taikiにインタビュー。石田戦に向けての意気込みを語ってもらった。【取材日:2010年7月2日】
■「“ザ・塩漬け”みたいな。僕の一番苦手なタイプです」
──9ヵ月ぶりのDREAM参戦が決定しました。
DJ 久しぶりですね。総合自体、久しぶりなんですけどね。去年の10月の宮田戦以来ですから。
──先ほどの会見でもおっしゃっていましたけど、急なオファーだったと。
DJ 急ですね! ほんとに準備はできないっていうか、向こうはどうか分からないですけど、とりあえず僕は試合のための練習はできていないです。
──いつオファーを受けたんですか?
DJ 一昨日(6月30日)です。で、すぐ減量みたいな。出していただけるのはありがたいんですけど、それにしてもキツイなという。
──それが今日、執事の恰好をしていない理由でもあると。
DJ 初めてなんですよ、実は。記者会見で何もネタを仕込んでこなかったというのは。バタバタしててもう、本当はネタを用意していたんですけど、手間の掛かる小道具で間に合わなかったんですよ。まあ、それは次回ですね。
──会見で実際に石田選手を見て感じたことはありますか?
DJ でかいですよね。映像でしか見てなかったんですけど、実際見たらすごい肩幅あるし、会見で(石田が)今の体重は言えないって言ってましたけど、本人も落ちるかどうか分からないくらいのところから落としてくるんじゃないかなって、あの体を見て思いました。
──ファイターとしての印象はいかがですか?
DJ 塩漬けですよね。“ザ・塩漬け”みたいな。僕の一番苦手なタイプです。ストライカーとしてはあれをやられるときついですからね。「いっそのこと極めてくれよ!」みたいな(苦笑)。前回、宮田選手でほんときつかったですから。だから、さっき会見でも言いましたけど、時間がなくて対策は立てられないですから、何か秘策を出さないと。普通にやったら宮田戦みたいになっちゃうんで、今、その秘策をトレーナーと立てている最中です。……いやほんと、強豪ですよ。一番安定していると思います。K-1帰りで石田選手というのは相当難易度高いですよ。
──その秘策のヒントというのは?
DJ ヒントは言えない……と言おうとしたんですけど、前回の試合とはまったく違うってことがヒントですね。
■「狙うはDREAMのチャンピオンシップです」
──今年に入ってK-1MAXに2度出場されましたけど、MAX参戦に至った経緯というのは?
DJ ちょうど怪我で総合ができなかったときに谷川(貞治FEG代表)さんと話をして、「K-1出てみない?」って言われて「ぜひ!」っていう。タイミングが合ったので出たって感じですね。
──実際に出場してみていかがでしたか?
DJ 自分の中では完全に自信を……。あの2戦は自分の中では負けなんで、点数を与えられないですね。総合からK-1に来たからといって1ポイント付くわけじゃないし、総合の選手だからって打撃が弱いわけじゃないですからね。言い訳はできません。
──MAXでの経験というのは、総合でも活かせそうですか?
DJ タイに練習に行ったときは相当な数の打撃の練習をこなしましたし、立ち技用の練習の経験は積めました。ただ、総合とキックでは構えが違うんで、それを総合用に直さないといけないですからね。それは総合では悪い癖になりますから。そういう意味でも今回は時間がないんですよね。
──今年に入ってからのDREAMフェザー級戦線を見ていていかがでしたか?
DJ 試合毎に(契約)体重がバラバラになっていたのが一番驚きましたね。
──笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーは、いずれDREAMフェザー級は61キロか62キロのバンタム級と65キロのフェザー級に分けたいという意向も示しているのですが、それはDJ選手にとってメリットになりますか?
DJ デメリットですね。分かれたら下のほうに合わせないと通用しないと思うんですけど、そこまで落とすのは難しいですからね。65だと自分の体格だと厳しいですから、63のほうが自分はいいです。今回は期間が短いので65のほうがいいですけど。
──今後、闘ってみたい選手はいますか?
DJ 以前は言っていたんですけど、なかなか組んでもらえないし、負けているのであまり言えたもんじゃないので、言わないようにしています。
──今後の目標を聞かせてください。
DJ DREAMのチャンピオンシップを目指していたんですけど、去年宮田選手に負けてちょっとタイトル戦線からは一回脱落したんで、まずは定期参戦ですよね。なるべくDREAMに出るというところから目指していって、上位に絡んでいって、で、タイトルマッチという。狙うはDREAMのチャンピオンシップです。
【『DREAM.15』対戦カード】
■DREAMライト級タイトルマッチ
青木真也(王者/日本/パラエストラ東京)vs川尻達也(挑戦者/日本/T-BLOOD)
■ライトヘビー級王座挑戦者決定戦
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショー・タイム)vs水野竜也(日本/U-FILE CAMP.com)
■ライトヘビー級王座挑戦者決定戦
ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ/レッドデビル・インターナショナル)vsジェイク・オブライエン(アメリカ/インテグレイテッド・ファイティング・アカデミー)
■ミドル級ワンマッチ
中村和裕(日本/吉田道場)vsカール・アモーゾ(フランス/チーム・アモーゾ)
■ライト級ワンマッチ
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)vs菊野克紀(日本/ALLIANCE)
■フェザー級ワンマッチ
小見川道大(日本/吉田道場)vsジョン・ヨンサム(韓国/CMA KOREA/冠岳BJJ所属)
■フェザー級ワンマッチ
石田光洋(日本/T-BLOOD)vsDJ.taiki(日本/フリー)
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