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2010年7月12日

なんと青木真也もサプライズゲストとして登場!!
『格闘秘宝館 vol.11』で高谷裕之がビビアーノ戦、小見川戦の連戦構想をブチ上げ!!

7月11日(日)、都内・阿佐ヶ谷ロフトAにてトークイベント『格闘秘宝館 vol.11』が開催。DREAMフェザー級で活躍する高谷裕之、そして前日に試合したばかりのDREAMライト級チャンピオン、青木真也がゲスト出演した。

三部に分かれて行われたこの日のイベント。その第一部のゲストとして登場したのが高谷裕之だ。高谷と言えば前日の『DREAM.15』スカパー!PPV中継で初解説を務めたわけだが、「アナウンサーの方から振ってくれたことに答えただけで、もうちょっとやれると思ったんですけど……」と苦笑いで感想。放送席から見つめた同大会で印象に残った試合について問われると、「やっぱりメインですよね」と青木真也vs川尻達也のDREAMライト級タイトルマッチを挙げ、「近くで川尻君が対策とか練って一生懸命やっているの見てきたので、それが出せなかったから……格闘技って難しいですよね」と練習仲間である川尻の敗戦にショックの様子だった。

また、同大会でジョン・ヨンサムに勝利し、昨年大晦日には高谷と拳を交えている小見川道大については、「あのくらいの相手には勝ってもらわないと困る。俺の中では、まず9月(9・25『DREAM.16』日本ガイシホール大会)にビビアーノ(・フェルナンデス)とタイトルマッチをやって、大晦日に小見川選手に借りを返したいです。闘います」と、一緒にイベントに参加した笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーの前で、直訴にも似た自らのビジョンを表明。これには会場に集まったファンも大拍手。これを受け笹原EPは、「高谷選手、小見川選手、ビビアーノ選手の三角関係は面白いですよね。タイトル挑戦の一番の資格を持っているのは高谷選手だと思いますが、小見川選手も『ビビアーノと闘いたい』と言っている。でも、タイトルの相手を誰にするかの第一優先権はチャンピオンのビビアーノ選手にあります。ビビアーノ選手は『相手は誰でもいい』と言うと思いますが、ビビアーノ選手の意見を聞いてみたいです」と語っていた。

そして、この日のイベントの第三部にサプライズゲストとして登場したのは、前日に川尻達也と激闘を展開したばかりの青木真也だ。青木は川尻戦を振り返り、「無事勝ったのでよかったと。4月からの“呪縛”みたいなものから解放された感じです」と安堵の表情を浮かべると、フィニッシュとなったアキレス腱固めについては「狙ってはいません。触ったら動いていました。考えていたのは、とにかく組んで、極めて、頑張る。それだけです。最後の“頑張る”ってのが一番大事なんですけどね」とコメント。また、試合後の結婚宣言について話が及ぶと、「僕、人をイジるのは好きなんですけど、イジられるのは苦手なんす……」と照れ笑いを浮かべ、「誰にも、彼女にも言ってなくて、勢いで言っちゃいました(笑)。でも、あの後、(自分の)親にすげえ怒られたんすよ。『あんたは言って気持ちいいかもしれないけど、そんな突然に言われて彼女は迷惑するでしょ! いい加減にしなさい!!』って(笑)。」という微笑ましいエピソードを披露していた。

また、同大会前にDREAMチャンネルでも公開された桜庭和志とのトレーニング(Shinya Aoki & Tatsuya Kawajiri Training - DREAM.15)についても語った青木。「桜庭さんはとにかく考え方がすごい。あんなに『極めろ! 極めろ!』って言われることないですからね。『抑え込んでるだけだったらアマチュアだよ!』って。普通、勝つために『固めろ! 固めろ!』ってよく言われますけど、それは僕も重要だと思うんですけど、固められるのがイヤで相手が動いてきたところを極められるエッセンスが加わりました」と充実した練習であることを明かしていた。

そして、気になる次戦についても言及。「ほんとは9月(『DREAM.16』)、10月(DEEPのビッグイベント)ってできたらいいけど、9月呼んでもらえそうにないなら10月やりたい。10月のDEEPは出ることに意義があるんですよ。(04年のDEEP)ウェルター級トーナメントに出させてもらってから僕は(DEEPに)何も返せてないから、返したいんですよね。そういうのは佐伯(繁DEEP代表)さんがイヤがるんだけど、本当にやりたい気持ちがある。でも、名古屋(『DREAM.16』)もやりたいです!」と、試合翌日にも関わらず溢れんばかりの試合への意欲を見せていた。