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発表されたカードは、【DREAMライト級タイトルマッチ】ヨアキム・ハンセン（王者/ノルウェー/フロントライン・アカデミー）vs青木真也（挑戦者/日本/パラエストラ東京）の1試合。記者会見には青木、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーが出席した。

会見の冒頭、笹原EPは同タイトルマッチ決定について、「『DREAM.10』でのシャオリン戦はいろんな意見が出て、議論を巻き起こしましたが、青木選手にはいろんな声を封じ込めるような試合を見せてほしいです。よく“勝敗を越えた闘い”と言われますが、見る人の気持ちを揺さぶるような試合を見せてほしい。かつてPRIDEが熱狂的に支持されたのは、そういう闘いがあったからだと思います。我々主催者が一方的に思っていることですが、単純に勝ち負けでは何かを見せてほしい。無理難題とは思いますが、そういう思いを込めて今回のタイトルマッチを組みました」と説明。そして、「ファイターは勝ちたいという気持ちを誰よりも持っています。それは100％正しいです。でも、これは青木選手だけじゃなく、DREAMに出る選手全員に対しての我々の思いですが……」と前置きしつつ、「試合を見たお客さんに、明日も生きていく勇気、希望、そして大会名にもある夢を与える試合を見せてほしい。ファイターにとってそれは簡単なことではありませんが、そこを目指さないとアマチュアの試合になってしまいます。観る人の心を揺さぶるような試合をしてほしいです」とDREAMファイターへの希望を語った。

なお、DREAMライト級王者のハンセンは昨年大晦日『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ 2008〜』直前に体調を崩し、その後療養生活を送っていたが、笹原EPによると、「体調も回復し、すでにもう練習も再開しています」とのこと。初防衛戦に際し、ハンセンはDREAM広報を通じ、「10月6日に、日本のファンの前で、MMAの技術を披露し、DREAMライト級タイトルを防衛することを楽しみにしています。今、これまでにないくらいトレーニングを積んでいます。私の闘いの目標はただ一つ、対戦相手を粉々にするまで叩きのめすことです。もう一度勝利の嵐を呼び込むか、輝く栄光の中で堕ちていくのか。祖先の霊よ、畏怖を持って、私の戦いを見守ってほしい。勝利か、栄光に満ちた死か」とのコメントを寄せている。

一方、神妙な面持ちで報道陣の前に現れた青木は、「（シャオリン戦は）どうこう言われたけど、勝ちたかった。やったことに後悔はないです。次も選手として勝ちに行って、その上で面白い試合になればいいと思います。周りから聞こえてくるものをシャットダウンして、一生懸命頑張りたいと思います」と意気込み。笹原EPからは“勝敗を越えた闘い”を見せてほしいという希望が出たが、「やっている人間からすれば勝つことが一番大切で、（“勝敗を越えた闘い”は）そこからできること。いきなり越えようとするからできないんです。いきなりホームランを打とうとしても打てないですよね。確実に手順を踏むからできる。いきなり大技狙いばかりしていても試合にはならないですから。そういう意味で、自分を崩さず貫いてやっていきたいと思います」と語った。今回はタイトルマッチとなるが、青木は「（ベルトに対して）特に思い入れはないです。ベルトは一生懸命やって結果を残せば付いてくるもの」と語ると、相手がこれで3度目の対戦となるハンセンということについても「相手がハンセンだからというのはない。前にいる相手と白黒付けるだけです」と、いつもと変わらず目の前の試合だけに集中する姿勢を見せていた。

また、先月行われた『DREAM.10』では川尻達也が青木に大晦日での対戦を要求。リング上から青木に対し「しっかりベルト獲ってこいよ!!」とのコメントを残しているが、青木は「『勝ってこい』って、『お前、何様なんだ!?』と（笑）。ベルトを取って、川尻様に挑戦させていただこうかなって感じですか？　って、そんな気は全くないです（笑）。とにかくこの試合終わって何を思うかで決めたいと思います。やれるコンディションかコンディションじゃないかというのもありますし、特に考えてないです」とコメント。笹原EPも「ポスターにもありますように、10月の『DREAM.11』には川尻選手も出場予定です。そこでの結果によっても変わってくると思いますので、とりあえず様子を見たいと思います」と語っている。

DREAMライト級タイトルマッチ、ヨアキム・ハンセンと3度目の対戦、そして議論を巻き起こしたシャオリン戦後一発目の試合──。注目のハンセンvs青木は2ヵ月後、10・6『DREAM.11』横浜アリーナ大会で実現する!!

【『DREAM.11』追加決定対戦カード】
■DREAMライト級タイトルマッチ
ヨアキム・ハンセンvs青木真也

【『DREAM.11』既出対戦カード】
■DREAMフェザー級GP準決勝戦
高谷裕之vs所英男
■DREAMフェザー級GP準決勝戦
ジョー・ウォーレンvsビビアーノ・フェルナンデス
■DREAMフェザー級GPリザーブファイト
DJ.taikivs宮田和幸
■DREAMフェザー級GP決勝戦
高谷裕之×所英男の勝者vsジョー・ウォーレン×ビビアーノ・フェルナンデスの勝者

関連選手：

青木　真也、アリスター・オーフレイム、アンディ・オロゴン、アントニオ・バヌエロス、アンドリュース・ナカハラ、アンドレ・ジダ、池本　誠知、石井　慧、石田　光洋、泉　浩、今成　正和、イマニー・リー、ヴィラミー・シケリム、宇野　薫、エイブル・カラム、エディ・アルバレス、エメリヤーエンコ・ヒョードル、大沢　ケンジ、大塚　隆史、大山　峻護、小見川　道大、金原　正徳、川口　雄介、川尻　達也、カール・アモーゾ、菊野　克紀、キコ・ロペス、北岡　悟、キム・ジョンマン、京太郎、ギルバート・メレンデス、KJ・ヌーン、ゲガール・ムサシ、ゲーリー・グッドリッジ、コール・エスコベド、桜井“マッハ”速人、桜庭　和志、柴田　勝頼、昇侍、白井　祐矢、ジェイク・オブライエン、J.Z.カルバン、ジェイソン・ハイ、ジェイソン“メイヘム”ミラー、ジェラルド・ハリス、ジェロム・レ・バンナ、ジェームス・トンプソン、ジミー・アンブリッツ、ジョシュ・トムソン、ジョシュ・バーネット、ジョン・ヨンサム、ジョー・ウォーレン、鈴川　真一、ソクジュ、高谷　裕之、ダレン・ウエノヤマ、チェイス・ビービ、チェ・ホンマン、長南　亮、DJ.taiki、所　英男、トレヴァー・プラングリー、ドリュー・フィケット、中村　和裕、中村　大介、中村　優作、長島☆自演乙☆雄一郎、西浦“ウィッキー”聡生、ニック・ディアス、ハレック・グレイシー、バル・ハーン、パーキー、廣田　瑞人、弘中　邦佳、ビビアーノ・フェルナンデス、福田　力、藤原　敬典、古木　克明、ブルーノ・カルバーリョ、ホドルフォ・マルケス・ディニス、ボブ・サップ、前田　吉朗、松本　晃市郎、マリウス・ザロムスキー、マーカス・アウレリオ、三崎　和雄、水野　竜也、光岡　映二、ミノワマン、宮田　和幸、メルヴィン・マヌーフ、山崎　剛、大和　哲也、山本　篤、山本“KID”徳郁、ヤン・カブラル、ユサップ・サーデュラエフ、ヨアキム・ハンセン、横田　一則、リオン　武、ロブ・マックロー、渡辺　一久

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