- 2010年1月8日
「健康第一、去年より一つ強く、そして、超人追求」
ミノワマンインタビュー- 昨年大晦日『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜』で行われたスーパーハルクトーナメント決勝戦でソクジュに勝利し、見事同トーナメント優勝を果たしたミノワマンにインタビュー。チャンピオンとなった直後の心境を語ってもらった。【取材日:2010年1月1日】
■「未来のことを考えると、ベルトはあったほうがいいのかなと思いました」
──スーパーハルクトーナメント優勝、おめでとうございます!
ミノワマン ありがとうございます。なんとか勝てたかな、優勝できたかなと思います。
──一日経って優勝の実感というのは?
ミノワマン 優勝の実感というのはまだないんですけど、スーパーヘブンですね。いや、マイルドスーパーヘブンです。
──マイルドスーパー……ですか?(笑)
ミノワマン 気持ちはスーパーなんですけど、体はマイルドな感じですね。
──試合を終えてからはどう過ごされたんですか?
ミノワマン 打ち上げに行きまして、帰ったのは3時くらいで、それから眠れなかったので多摩川で日の出を見て、その後も眠れなくて、試合の情報だったりをインターネットで見たりしてました。
──会見では笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーにスーパーハルクトーナメント優勝のベルトが欲しいと直訴されていましたね。
ミノワマン 優勝してチャンピオンと言われるんですけど、ベルトという形がないので、そこの実感がないので、もし作っていただけるなら作ってもらいたいなと思いまして。あと、未来のことを考えると、昨日、お茶の間で大会を見ていた少年たちが将来、チャンピオンになったとき、そのチャンピオンにベルトがないというのは……。この先、スーパーハルクトーナメントがどうなるかはまだ分かりませんけど、ベルトだったり賞金だったり目標となる形があると未来の少年に夢を与えられると思うので、あったほうがいいのかなと思いました。でなければ、その年その年のスーパーハルクトーナメント優勝に対する記念ベルトというのもありかと思います。
──会見後も笹原EPに何かお話しされていましたが。
ミノワマン ボク自身がデザインしたベルトはどうかということを聞いてみました。
──あっ、それはいいアイデアですね。
ミノワマン もしデザインさせてもらえるなら、あまりベルトを間近で見たことがないのでイメージが湧かないんですけど、未来まで受け継がれるような伝説的なベルトにしたいです。
■「カウントダウンとは違う自分の中の年明けがあるんです」
──昨夜はご自宅に戻ってご自身の試合映像はご覧になりましたか?
ミノワマン 最初と最後のフィニッシュだけ見ました。
──どんな感想を持たれました?
ミノワマン やっぱり体格的な大きさはそんなに変わらないんだなと。ちょっとソクジュ選手のほうが背が高くて体重が重かったんだなと思いました。それと、最後のフィニッシュを覚えてなかったんです。左(のパンチ)が当たったというのは覚えていたんですけど、どういうふうに当たったのかは覚えてなかったので確認したら、「あっ、こういうふうに出してたんだ」と。ガムシャラに打ったところが当たった感じでした。
──1Rにはソクジュ選手のパウンドを浴びるシーンもありました。
ミノワマン かわしているのもありましたし、もらっているのもありましたね。
──その中で決定打はもらわず足関節を狙っていきました。
ミノワマン そうですね。そこはおそらく攻防になるだろうと試合前から考えていました。ソクジュ選手がパウンドを打つ、ボクが足関節を取る、という。狙いはいくつかあったんですけど、その一つとして足関節を狙っていました。
──足関節はソクジュ選手も警戒していた感じがありましたね。
ミノワマン そうですね。それは感じました。逃げる練習はしていたと思います。
──お互い見合う場面もあり、会場からはブーイングが飛びました。
ミノワマン そうですね。(ブーイングは)聞こえていました。分かっていたんですけど、タイミングが合わなくて、「今行ったらカウンターでやられてしまう」と感じていたんです。きっとソクジュ選手もそう感じていたと思うんですけど、お互いカウンターを狙っていて、先に行ったほうがやられてしまうという間合いでしたので、うまくタイミングが掴めませんでした。3Rになるとあの時点でもうお互い、ゲームでいうライフゲージが少ししかなくて、あと一発大技を出せばライフゲージが“0”になってしまう。さらに、お互い最初は5個くらいあった必殺技が1個しか残っていないような状況だったので、ヘタに先に必殺技を出してかわされたら、ゲージも0になってしまうし必殺技もなくなる状況でした。多分、ソクジュ選手も同じ心境だったと思います。
──2人にしか分からない状況だったと。
ミノワマン そうですね。2人にしか分からない間合いだったと思います。
──最後は左ストレートがヒットし見事KO勝利を収めました。
ミノワマン KOでの勝利は久々でしたね。HERO'Sの初戦(※07年9月)、ケビン・ケーシー戦以来です。
──勝利した瞬間はどのようなことを感じましたか?
ミノワマン あの瞬間、2010年になった感じでしたね、自分の中で「パーン!!」と。0から100になったような感覚で自分でもビックリしました。あのときは夕方で一般的にはまだ年は明けてなかったんですけど、カウントダウンとは違う自分の中の年明けがあるんです。それが「パーン!!」と明けた感じでした。
──それでは最後に2010年の抱負を聞かせてください。
ミノワマン まずは“健康第一”。“去年より一つ強く”。それとやはり“超人追求”です。
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