- 2009年3月26日
『DREAM.8』ウェルター級GP1回戦の組合せが決定!!
笹原EPが郷野聡寛にDREAM参戦のラブコール!- 3月26日(木)、都内・DEEPオフィシャルジムIMPACTにて記者会見が行なわれ、4・5『OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦』(日本ガイシホール)の追加対戦カードが発表された。会見には池本誠知、白井祐矢、大山峻護が出席。大会に向けての抱負を語った。
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遂にDREAMウェルター級1回戦の組合せが決定だ! すでに桜井“マッハ”速人vs青木真也が発表されているが、この日の会見では残り3カードが発表された。
まず、2・20『DEEP40 IMPACT』で門馬秀貴を破り同GP出場権を獲得した池本誠知の相手は、リトアニアのストライカー、マリウス・ザロムスキーに決定。ザロムスキーは8勝の内7勝がKOという高いKO率を誇るファイターで、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーは、「池本選手もトリッキーな打撃が得意な選手。どちらかがKOされる、激しい打撃戦になるでしょう」とKO決着を予想した。正式に対戦相手が決定した池本は、「先月、門馬選手に勝つことができて、その結果としてDREAMウェルター級GPに参戦することができ、着実に夢に近づいていると感じています。門馬戦はもう過去のことで、優勝を狙って気合いを入れ直して頑張りたいと思います」と意欲十分。「相手はアグレッシブでKO率の高い選手。確実にいい試合を見せられると思います。KO決着となるでしょう」と打撃での決着を匂わせていた。池本の打撃と言えば、門馬戦のフィニッシュにつながった必殺“ダブルパンチ”が印象的。今回は“第二の必殺技”を用意しているようで、「普通の技ではないです。スパーでは結構決まっています。さらに磨いて、その技で勝ちたいです。相手を驚かせたりいろんな効果もあるので、相手をビックリさせて自分のペースに持っていきたいです」と自信たっぷりに語っていた。
また、3・14『club DEEP』でのキム・ユンヨン戦に勝利し同GP出場権を手に入れた白井祐矢の相手は、アメリカのジェイソン・ハイに決定だ。ハイはレスリングをバックボーンに、総合戦績7戦6勝1敗、6勝の内5勝がKOか一本というアグレッシブファイター。見るからに桁違いのパワーを秘めていそうな筋骨隆々の肉体だが、笹原EPは「白井選手もフィジカルでは劣っていないと思います。激しい肉弾戦になるでしょう」と白井のパワー負けはないと強調した。その白井は開口一番、「名古屋での開催ということで、愛知周辺の選手が出場されるそうですが、純粋に愛知出身なのは僕だけ。バッチリ勝って主役に躍り出たいと思います!」と宣言。キム戦から約3週間という短いスパンでの試合となるが、「特にダメージはないし、逆に(キムとの)試合をやっといてよかったと思います。この前よりもいい感じに仕上がると思います」と語っていた。
そして、同GP1回戦4枚目のカードは、ジョン・アレッシオvsアンドレイ・ガウヴァオンに決定。アレッシオはかつてパンクラス、THE BESTなどでも活躍し、キャリア10年を越すオールラウンドファイターだ。一方のガウヴァオンは世界柔術選手権に優勝するなど、“怪童”と恐れられる強豪柔術家。笹原EPも「格闘技ファン待望の選手でしょう。柔術で輝かしい成績を残し、ヴァンダレイ・シウバ選手の柔術コーチを務めたこともあります」と大絶賛のファイターだ。
また、笹原EPは、今後のDREAMウェルター級戦線についても言及。PRIDE、UFCで活躍した郷野聡寛が「現在、就職活動中です」と発言していることを受け、「郷野選手は、誰も変わりの利かない、非常に魅力的な選手です。7月にDREAMウェルター級のチャンピオンが誕生しますが、その後は当然、ベルトを巡る闘いが展開されていきます。そんな中、郷野選手というピースがハマると、DREAMが違う色になる。そういう選手だと認識しています。ぜひDREAMで闘っていただければと、この場を借りてラブコールを送らせていただきます」と熱く郷野にラブコールを送った。
また、この日の会見では、新たにワンマッチ2試合、ユン・ドンシクvsムリーロ・ニンジャ、セルゲイ・ハリトーノフvsジェフ・モンソンが発表。また、アンドリュース・ナカハラと対戦が予定されながらも残念ながら欠場となってしまったゼルグ“弁慶”ガレシックの代替選手として、大山峻護がナカハラと対戦することも併せて発表された。
弁慶の欠場について、笹原EPは「クロアチアの現地時間3月19日に弁慶選手がメディカルチェックを行った際、腎臓の数値に異常が見られ、その場で緊急入院となりました。精密検査の結果、やはり数値に異常が見られ、試合ができる状態ではないと診断されました。これはオーバーワークが原因ではないかとのことです。3月25日に退院し、現在は安静にしてる状況です」と説明。そして、スクランブル参戦となった大山に対し、「巡り合わせというか、どんなタイミングがチャンスになるか分かりません。成長著しいナカハラ選手を倒し、もう一度ミドル級トップ戦線に食い込んでいってほしい」と期待を寄せていた。
その大山は、直前のオファーにもかかわらず「こういうチャンスはしっかり掴みたいので、常に準備していました」と目を輝かせると、ナカハラの印象については「凄いポテンシャルを感じる選手です。初めての総合で桜庭さんを相手にあれだけできましたし、僕に勝っているユンにもしっかり勝っている。そんな選手と闘えることができ、凄いやりがいを感じています」とコメント。そして、「名古屋はハイアン(・グレイシー)戦やミルコ(・クロコップ)戦など、格闘家人生の節目節目で闘ってきた場所です。名古屋ではまだ勝ったことがないので、名古屋のファンの前で勝利したいと思います」と闘志を漲らせていた。
大会当日は、東京、大阪からも日帰りが可能。新幹線のみならず、夜行快速列車や、なんとビックリ「青春ドリームなごや号」という名の夜行バスもあるので、4月5日は名古屋へ“密航”だ!(※大会当日の名古屋発交通機関運行情報はコチラ!)。好カード目白押しの『DREAM.8』を絶対に見逃すな!!
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