- 2009年4月19日
「DREAMのベルトを巻いて、MMAでも成功を収めたいです」
アンドレ・ガウヴァオンインタビュー- 『OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦』で行われたウェルター級GP1回戦でジョン・アレッシオを破り、7・20『DREAM.10』(さいたまスーパーアリーナ)で行われる同GPファイナルラウンドへの進出を決めたアンドレ・ガウヴァオン。ファイナルラウンドに向けての抱負を語った。【取材日:2009年4月6日】
■「自分が期待していた通りの内容で闘うことができました」
──DREAMウェルター級GPファイナルラウンド進出おめでとうございます!
ガウヴァオン ありがとうございます。
──改めて、『DREAM.8』のジョン・アレッシオ戦を振り返ってみていかがですか?
ガウヴァオン 勝利を収めることもできましたし、非常に良い試合ができたと思います。自分が期待していた通りの内容で闘うことができ、試合としてはほぼパーフェクトな試合だったと感じています。今回の試合のビデオをもう一度見て、どこの部分でミスをしたのかなどを隈なく分析して、その部分を修正して、7月にまた100パーセントの状態でみなさんの前で闘いたいと思います。
──他のウェルター級GP一回戦を見た感想をお願いします。
ガウヴァオン どの試合も白熱していましたよね。池本(誠知)選手と(マリウス・)ザロムスキー選手の試合以外はKOで決まった試合でしたし、どの選手も非常にコンディションがいいなと感じました。7月はとても激しいトーナメントになると思います。今はリオデジャネイロで練習しているんですが、7月までにアメリカでも練習をする予定なんです。柔術はもちろん、ムエタイやボクシング、そしてレスリングなど、MMAのすべての要素を練習して、ハードな試合に臨む準備してきたいと思います。
■「DREAMウェルター級GPで誰が一番の障害になるか? それは桜井選手です」
──ブラジルではホナウド・ジャカレイ選手らと練習しているそうですね。
ガウヴァオン そうです。リオにあるX-GYMで、ホナウド・ジャカレイ、アンデウソン・シウバたちと一緒に練習をしています。私は今回の試合がMMA3戦目だったんですけど、1戦目と比べ別人と思えるほど成長していると思います。もし私の1戦目を見ている人がいたらとしたら、同じように思ってくれるでしょう。やっぱりそれは彼らのサポートがあったからこそだと思います。
──現UFCミドル級王者のアンデウソン・シウバ選手からはどんなアドバイスをもらっているのですか?
ガウヴァオン 彼は本当にオープンマインドな人なので、いろんなことを教えてくれます。彼は多くの人から「パウンド・フォー・パウンド最強」と呼ばれていますが、そんな彼と一緒に練習できることを光栄に思ってますし、彼が協力してくれることは非常にありがたいことです。たぶん、7月の試合では彼がセコンドについてくれるんじゃないかと思いますよ。
──今回がMMA3戦目だったというお話が出ましたけど、今一番の課題はどこだと感じていますか?
ガウヴァオン やっぱりすべてを練習することですよね。私はこれまで柔術をやってきましたが、柔術とMMAはまったく違うスポーツです。今はMMAファイターとして成長するためにすべてを継続して練習していくことが一番の課題だと考えています。今回、アレッシオ選手に勝つことができて、またモチベーション高く練習に臨めます。DREAMのベルトを巻いて、柔術と同じようにMMAでも成功を収めたいと思っています。
──7・20『DREAM.10』(さいたまスーパーアリーナ)でのファイナルラウンドで闘ってみたい相手はいますか?
ガウヴァオン 相手を選ぶということは、自分で一番たやすい道を選んでいるということです。ですので、私としては、相手を選ぶということはしたくありません。それに、ファイナルラウンドに残った選手は3人とも素晴らしい選手ですので、誰とやっても激しい闘いになることは間違いないですからね(笑)。ただ、「DREAMウェルター級GPで誰が一番の障害になるか?」という質問でしたら答えられます。それは桜井(“マッハ”速人)選手です。4人の中で彼が一番経験豊富ですからね。彼は今までいろんなプロモーションで闘ってきて、たくさんの修羅場をくぐってきています。私としては彼と当たってもいいようにベストな準備をし、そして目の前に現れる壁をクリアできるよう努力するだけです。そして、その結果、このGPで優勝することができたら最高ですね。ベルトを自分の家に持って帰ることができたら、それはとても幸せなことだと思います。DREAMのベルトをブラジルに持って帰ることができるよう頑張ります。
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