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2009年6月10日

「オレの拳にはMMAファン、DREAMファンの思いが詰まっています」(川尻)
川尻と魔裟斗が激しい舌戦! 公開記者会見は異様な緊張感に!!

6月10日(水)、都内・赤坂サカス“Sacas広場”にて、7・13『FieLDS K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL8』(日本武道館)の公開記者会見が開催。会見では同大会のスーパーファイト(K-1ルール)として魔裟斗(日本/シルバーウルフ)vs川尻達也(日本/T-BLOOD)が発表された。

対戦決定前から誌(紙)面を通じ舌戦を繰り広げていた川尻と魔裟斗だったが、この日の会見でも両者一歩も引かぬ挑発戦が展開。多数のファンが見守る中、両者ともに異様な緊張感を漂わせつつ会見は行われた。

まずは、会見に集まったDREAMファンから大きな声援を浴びて登壇した川尻が「一格闘家としてK-1 MAXのチャンピオンである魔裟斗選手と闘えることに興奮しています。この対戦が決まって、『なんで川尻なんだ?』とか『川尻が勝てるわけないだろう?』と思っている人はたくさんいると思うんですが、ちょっと思い出してほしいんですけど、半年前の『Dynamite!!』の試合が決まったときも反応は一緒でした。そして試合が終わったあと、その反応がどう変わったかも、皆さん知っていると思います。もちろん魔裟斗選手はK-1のチャンピオンなんで、K-1ルールでの実力差は正直、かなりあると思います。それでもオレは前に出ます! オレの拳にはMMAファンの、そしてDREAMファンの思いが詰まっています。その拳を魔裟斗選手に思いっきりぶつけたいと思います。よろしくお願いします!」と意気込みを語ると、ファンからは大きな拍手。すると、魔裟斗が口撃を仕掛けた!

魔裟斗「本当に打ち合ってくれんの?」
川尻「もちろん! 足止めてノーガードで打ち合いましょう」
魔裟斗「あっ、そう! あっ、そう! 3分保つ!?」
川尻「3分掛からないんじゃないですか? どっちが勝つにしても」
魔裟斗「あっ、そう!!(笑)。本当にノーガードで打ち合うんだったら、みんな見逃さないほうがいいよ。あっという間に終わっちゃうから! オレ、今、めちゃくちゃ強いよ!!」

このやりとりを受け、両選手、そして両選手のファンはヒートアップ! 会見に同席した谷川貞治K-1イベント・プロデューサーが、魔裟斗の対戦相手が川尻となった背景について「FEGのサイトなのでファン投票を行った結果、川尻選手、五味(隆典)選手が圧倒的に高かったです。今までK-1 MAXで魔裟斗選手といい試合を演じてきた佐藤(嘉洋)選手とか小比類巻(太信)選手などがいるんですけど、やっぱり勝って勝ち進んで勝ち取ってほしかった。そんな中、ジャンルは違えど、登り詰めてきたのが川尻選手。たいしたもんだなと思います。昨年の大晦日も武田選手が勝つんじゃないかと思ってましたけど、武田選手を撃破し……」と語ったところで、魔裟斗が「言っとくけどさ、オレと武田選手は全然違うから!!」と割って入ると、会見場全体にさらなる緊張感が走った。

舌戦は止まない! この日の会見で相対した互いの印象について、川尻が「いやもう、ほんと、何をそんな偉そうに言ってんだろっていう感じ(笑)。偉いのはK-1の中だけだと思うんですよ。僕はMMAファイターなんであまりよく分からないっす(笑)」と語れば、魔裟斗は「印象? ただムカッと来たくらい。今、毎日キツイ練習をしていて凄くストレスが溜まっていて、その捌け口はリングの上しかない。このストレスを全部ぶつけたい」と返答。さらに魔裟斗が「K-1ファイターとやるときとMMAファイターとやるときはまったく気持ちが違って、これでMMAファイターとやるのは3人目なんだけど、いつも喧嘩腰で行っています。だから今回も喧嘩腰で行きます。本当に打ち合ってくれるんなら、オレもバチバチ打ち合いたい」と喧嘩勝負を宣言すれば、この発言に対し川尻は「魔裟斗選手は『喧嘩』って言ってますけど、僕の知る限り、喧嘩の割にはいつも判定決着なんで、勝っても負けてもKOで終わらせたいと思います」と皮肉を交え一歩も引かぬ姿勢を見せていた。

「魔裟斗選手といったら知名度も実力もナンバーワンの選手。僕が得るモノはめちゃくちゃあると思うし、それを全部いただきたいと思います」と、昨年末からの勢いのまま、魔裟斗戦を踏み台にさらなる高見に臨まんとする川尻。一方の魔裟斗も、「勝つことによって、12月31日に繋がる。『ラスト2試合』って言ってるけど、負けたら終わりくらいの気持ちだから。次の試合で負けて大晦日でもやるって、オレの性格上、言わないと思うし、今回勝たないと大晦日はない」と、相当な覚悟でこの一戦に臨む所存だ。

川尻は“反逆のカリスマ”をクラッシュできるか!? ファンの応援は川尻にとって最大の力となるはずだ。DREAMファンよ、7月13日は決戦の地、日本武道館に集結せよ!!

なお、会見終了後の囲み取材で谷川EPは、山本“KID”徳郁に同大会への参戦を呼びかけたことを明言。「一度原点に返って、昔のKID君、“神の子”らしさを取り戻してほしい。7・13(K-1 MAX)でもいいし、7・20(『DREAM.10』)でもいい。本人は試合をする気満々のようです」と語っていた。KIDの動向も注目だ!!

『FieLDS K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL8』
◎日時:2009年7月13日(月) 17時開場 18時開始
◎会場:東京・日本武道館
◎チケット料金(全席指定・消費税込み):SRS席=25,000円、SS席=15,000円、魔裟斗応援シート(特典つき)=15,000円、S席=10,000円、A席=6,000円
◎チケットに関するお問い合わせ先:株式会社キョードー東京(TEL 03-3498-9999)
◎出場予定選手:魔裟斗/アルトゥール・キシェンコ/アンディ・サワー/ブアカーオ・ポー.プラムック/アルバート・クラウス/山本優弥/ドラゴ/ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケン/ジョルジオ・ペトロシアン/川尻達也、他(※出場選手は変更になる場合もございます)
◎FEGオフィシャルサイト(http://www.k-1.co.jp/jp/index.php)

【対戦カード】
■スーパーファイト/K-1ルール(3分3R延長1R)
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)vs川尻達也(日本/T-BLOOD)
■FINAL8/K-1ルール(3分3R延長1R)
ドラゴ(アルメニア/チームSHOW TIME)vs山本優弥(日本/全日本キックボクシング連盟/青春塾)
■FINAL8/K-1ルール(3分3R延長1R)
ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)vsアルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
■FINAL8/K-1ルール(3分3R延長1R)
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)vsアンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ)
■FINAL8/K-1ルール(3分3R延長1R)
ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケン(オランダ/ゴールデン・グローリー)vsブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)