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2009年5月14日

格闘技界の二大スターが緊急合体!
山本“KID”徳郁がWBC世界フライ級王者・内藤大助と合同公開練習!!

5月14日(木)、都内・宮田ジムにて、5・26『OLYMPIA DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND』(横浜アリーナ)で行われるフェザー級GP2回戦に出場の山本“KID”徳郁が、プロボクシングWBC世界フライ級王者の内藤大助と合同公開練習を行った。
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『DREAM.9』でDREAM初参戦を果たすKIDと、『DREAM.9』と同日、中国の熊朝忠を相手にWBC世界フライ級王座5度目の防衛戦に臨む内藤が合同公開練習! 格闘技界の二大スターが緊急合体するとあって、100名を越す報道陣が宮田ジムに駆けつけた。

まずは内藤が3分2Rのスパーリング、3分2Rのミット打ちを行い、その後、10分1Rのミット打ち、10分1Rのスパーリングを行ったKID。内藤が現在減量中のため、ジム内の温度が40度弱に設定される中、KIDは汗をしたたらせながら迫力満点の打撃を放っていった。1Rを10分に設定するのは、もちろん初となるDREAMルールを見据えてのこと。普段の練習でも朝に10分4R、昼にも10分4R以上を行い、スタミナにも自信を付けているようだ。この日の公開練習も最後までまったくスタミナを切らした様子はなく、勢いよく左右のパンチ、左ミドル、前蹴り、首相撲からのヒザ蹴りを繰り出していったKID。これには、リングサイドで見ていた宮田ジムの宮田博行会長も「すごいね〜、すごい!」と感心しきりだった。

2人はこの日が初対面だったが、ともに公開練習を終えツーショットの記念撮影でガッチリ握手を交わすと意気投合。カメラマンの指示も耳に入らないくらいに話し込む場面もあった。2人揃っての囲み会見で、内藤がKIDについて「田舎に帰って『KIDと一緒だった』って言ったらヒーローになれるよぉ!」とテンション高めで語ると、KIDも「チャンピオンと一緒に取り上げられるのは嬉しい! 今日、親父に『チャンピオンと公開練習するんだ』って言ったら、親父、『すげえな!』って喜んでました(笑)」と笑顔。また、この日の合同公開練習についても、内藤が「イベントの前にこういうことをするのは、僕らもテンション上がるしいいことだと思う。それに、こういうことをすればヘタな試合はできないからね。格闘技自体がどんどん盛り上がってほしい」と感想を語れば、KIDも「こういうことをやることによって、ボクシングファンも総合格闘技のファンも、両方の競技を見るようになってくれたらと思う。ボクシングファンにもオレの試合、見てほしいな」と呼応していた。

その後、単独の個別会見に応じたKIDは、「いい感じ!」とまずはグッドコンディションをアピール。昨年7月に負傷した右ヒザも、「もうバッチリ! 蹴りもヒザ(蹴り)もガンガン出せてます」と問題ないことを強調した。フェザー級GP2回戦の対戦相手であるジョー・ウォーレンについては、「やりにくいのは確かだけど、落ち着けば大丈夫」とコメント。相手は世界選手権優勝の実績を持つレスラーだが「組んでも負けたくない。逆にぶっ飛ばしたいっす」と意気込むと、「首相撲? そう。近づいたらガンガン、ヒザ入れてく。倒されても、倒されてからの練習もしてるし」とウォーレン対策も万全であることを明かしていた。

他のフェザー級GP2回戦の試合について聞かれると、「全部、気になるし、いい試合になると思う。ファン目線で楽しみだよね」と目を輝かせたKID。対戦を望む声が相次ぐことについても、「選手が一人一人が頑張ってるのは知ってる。でも、オレとやると注目されるからだろうけど、それは別として、自分の力でじゃないとダメでしょう。まあでも、オレの名前を言ってくれているってのは、オレのこと気にしてくれてるってことだから嬉しいっす(笑)。だって、気にならなかったら、名前なんて出てこないでしょ?」と余裕の姿勢を見せていた。

また、KIDは同大会で行われる「スーパーハルクトーナメント 〜世界超人選手権〜」についても言及。「オレらフェザー級はスピード、デカい階級は迫力。それぞれ違う楽しみがあるからいいことだと思う」と語っていた。

「不安は特にない。落ち着いてやれば大丈夫」。2007年大晦日以来、実に1年半ぶりの復帰戦を行うKID。DREAM緒戦を白星で飾れるか!?