- 2009年5月15日
カルバン＆前田攻略に山田トレーナー自信！
『DREAM.9』に向け川尻達也、高谷裕之がJBスポーツで公開練習!!- 5月15日（金）、都内・JBスポーツにて、5・26『OLYMPIA DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND』（横浜アリーナ）に出場する川尻達也、高谷裕之が揃って公開練習を行った。
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川尻と高谷はこの日、ともに師事するJBスポーツの山田武士トレーナー率いる「チーム黒船」の合同練習に参加。練習は非公開で行われ、練習終了約30分前より報道陣に公開された。公開されたメニューは、ミット打ちやグラップリングのスパーなどを交互に繰り返すトレーニングを5分1R、シャドーを3分1R。練習終了後、川尻と高谷は山田トレーナーとともに囲み取材に応じた。
ライト級屈指の好カード、J.Z.カルバン戦を控えた川尻は、改めてカルバンについて「コンプリートファイターですよね。打撃、寝技を全部、高レベルでできる。非の打ち所のない選手だと思います」とその印象を語ると、「去年の大晦日から追い風を感じるので、その上昇気流に乗って上に行くか、それとも落ちるか。大晦日に何かを掴んだ気がするので、それを出せればカルバンにも勝てると思います」と意気込み。
山田トレーナーによるとカルバン対策も万全で、「対策は細かいところまで練っている。物凄く練っている。川尻君も言ったように、カルバンはコンプリートファイター。試合のビデオを見れば見るほど、解けない数学の問題を解いているような気になってくる。でも、諦めないで見ていたら攻略のヒントとなるようなところが出てきた。それを実際に試してみてを繰り返して、あとはそれが試合当日にできるかどうか。オレが知ってるいつもの川尻君が出るか、それ以上の川尻君が出るかによっても違う。楽しみですね」と自信の笑みを浮かべていた。
また、川尻は同大会で行われるハルクトーナメントについても言及。「ハルクだかカンセコだか知らないけど、オレは“本物”を見せます」とハルクトーナメント開催に対し不快感を示すと、「心境的に面白いか面白くないかと言ったら、面白くない。ただ、それに対してムカついているというよりは、そういうふうにさせてしまった自分が不甲斐ない。オレでは注目を集められなかったってことですからね。早くのし上がって、テレビで見ている人にも『総合格闘技ってすげえな！』って思わせたいです。オレにとっては、そこも勝負です」と闘志を燃やしていた。カルバン戦の先にはDREAMライト級のベルト。カルバン越えを果たし、王座挑戦をアピールすることはできるか!?
また、フェザー級GP2回戦で前田吉朗と対戦する高谷は、「先週、追い込みのピークを持ってきて、あとは整えるだけ。今のところ減量も前回と同じような感じなので、このままうまく落ちると思います」と調整がうまく進んでいることを強調。そして、前田の印象について「サウスポーでトリッキー」と語ると、当サイトのインタビューでもその心境を告白していたように、先月10日に行われた記者会見での前田の発言に対し「ムカついてます。こういう心境で試合をするのは初めてなんですけど、ちょっと気持ちいい。イラついた日々を送るのは懐かしいです（笑）」と不気味にニヤリと笑顔を浮かべながら怒りを露わにした。
隣に座る山田トレーナーはカルバン同様、前田攻略にも自信。「前田選手はパンクラスの頃から見ているけど、凄い選手。60キロ代前半だったらトップクラスだとずっと思っていた」とその実力を高く評価するが、「とにかくたくさんビデオを見えましたよ。まあ、“喧嘩弱いな”って感じです」と打倒・前田に手応えを得ている様子だ。
フェザー級GP2回戦唯一の日本人対決となるが、「いつもどおり集中してやれば大丈夫だと思います」と高谷。危険な香り漂う一戦を、“喧嘩番長”高谷は制することができるか!?
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