- 2008年3月9日
青木、カルバン戦勝利に自信満々!!
「ハッキリ言って、勝つ自信はあります」- 3月9日(日)、都内・DEEP OFFICIALGYM IMPACTにて、3・15『HEIWA DREAM.1 LIGHT WEIGHT GRANDPRIX 2008 1st ROUND』(さいたまスーパーアリーナ)でのライト級トーナメント1回戦でJ.Z.カルバンと対戦する青木真也が公開練習を行った。相手がHERO'Sミドル級トーナメントを二連覇したカルバンとあって、今大会でも屈指の注目度となっているこの一戦。青木が自信のコメントを連発した。
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大会まで1週間を切り、すでに追い込み練習を終えているため、この日、青木が公開した練習はごく軽めの内容。普段青木が練習を共にするチーム、“NTT(日本トップチーム)”が取り入れているという、特別トレーニングを披露した。その内容とは、鉄でできたケトルベルと呼ばれるロシアのトレーニング器具を使った運動で、ダンベルのようにそのケトルベルを持ち上げるというもの。青木が持ち上げたケトルベルの重さは20kgで、わずか数分間の運動ながら、青木の額からはすぐに汗がしたたり落ちていた。青木によると、この運動は「いろんなところから『力ねえな!』って言われるので、“そんなことねえぞ”ってことを証明したくて始めました。これは、より実戦に近い、より実戦に役立つ力が身につくんですよ」とのこと。かのエメリヤーエンコ・ヒョードルも練習の一環として取り入れており、ヒョードルは1つ50kgのケトルベルを持ち上げるようだ。青木の練習仲間である“NTT”の今成正和が、3月8日(土・現地時間)にイギリスの総合格闘技イベント、CAGE REGEでジーン・シウバを一本勝ちに下し、CAGE RAGE世界フェザー級王座を防衛したこともあり、「みんなこれをやって勝っていますからね!」と、青木はこの練習法に自信を深めている様子だった。
公開練習終了後、囲み取材に応じた青木は、「やれることは全部やりました。まったく怪我なく体重調整もいい形で来られているんで、あとは試合までゆっくり体調を作っていきたいと思います」と、まずはグッドコンディションを強調。「会場に来てくれるお客さん、またテレビを見てくれる方々に、“日本の格闘技はすごいぞ!”ってところを見せたいですね」と意気込んだ。対戦相手のカルバン はHERO’Sで無敗を誇ったファイターだが、「“勝てるかなぁ?”とかじゃなくて、勝負は絶対に勝たないと意味がないですから。今回、僕が背負ってきたものと、HERO’Sのチャンピオンという相手の背負ってきたものとを懸けて、堂々と勝負したいです。絶対に勝ちにこだわりたいです。HERO’Sのチャンピオンに対して、“負けてらんねえぞ!”って気持ちはあります」と力強いコメント。「前にやろうとした時(昨年大晦日)よりも強くなっている自信はあります。そうでなくてはいけないと思っていますし、ハッキリ言って、勝つ自信はあります。思いっきり勝負して、できればグラウンドで極めたいですね。一本で決着をつけたいと思っています。どの技で極めたいというのはないけど、“首は絞めたいなぁ”と。今後のカルバンとのライバル関係? 今回の試合で眠ってくれるから、(ライバル関係は)ないんじゃないですか?(笑)。首をサクッと絞めて終わると思うんで」と自信を覗かせた。今月7日に行われた記者会見でライト級トーナメント1回戦7試合が決定したが、「正直、やっぱりカルバンが一番強いと思うから、僕の中でトーナメントとかはまったく関係ないです。ここが勝負だから、ここで絶対に勝って、あとのことはまったく考えていないです。3月15日以降のことはすべて白紙です」と、カルバン戦のみに全神経を集中している様子だ。
最近は、「バイクに乗っている時とかに、『青木さんですよねぇ?』と声を掛けられることが多くなりました。大概が男ですけど(笑)」という青木。「とにかく突き抜けたいですね。突き抜けなきゃいけないと思いますし、カルバンに勝って次のステージに行きたいです。DREAMというイベントの主要人物じゃなくて、主役になりたいです」と、DREAMの主役になることを宣言した。最後に改めて、「サッと試合を終えて、気持ちよく試合を終えたいですね。今年一戦目なのでいいスタートを切りたいです」と勝利を誓い、囲み取材を締めた青木。決戦は6日後。青木は“KING OF HERO’S”カルバンを倒し、DREAMの主役となることができるか!?
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