- 2008年4月14日
「白黒付けてやろうという気持ちです」
青木真也インタビュー- 4・29『OLYMPIA DREAM.2 ミドル級グランプリ2008 開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)でJ.Z.カルバンとライト級グランプリ1回戦を行う青木真也にインタビュー。今の心境を聞いてみた。
■「僕自身も納得いってないし、ファンも納得していないから、決戦!」
――『DREAM.2』でJ.Z.カルバン選手との再戦が決定しました。今の心境から教えてください。
青木 特にないですね。試合をするだけです。僕にとっては決戦ですから、強い気持ちで試合をしたいと思います。
――現在の首の怪我の状況は?
青木 試合ができないほどの怪我をして1ヶ月で試合をする……、それでも僕にとってはそれだけの意味があるから、100%の力を持って試合をしようと思います。大晦日以降の止まった時間を動かすのは僕しかいないし、僕にしか動かせない時間ですからね。その時間を自分の力で突き動かしたいなと思います。前2回は僕はまったく悪いことしてないわけで、それでどんだけゴタゴタしなきゃいけないんだよっていうのはありますけど、そういうのも自分の力で終わりにしたいと思います。
――『DREAM.1』でのカルバン戦を振り返ってみていかがですか?
青木 僕から言わせれば明らかな反則なわけだけど、でも、そこをどうこう言う気はまったくないから。僕自身も納得いってないし、ファンも納得していないから、決戦! 白黒付けてやろうという気持ちです。前の試合を振り返っても意味ないと思うので、次の試合がすべてになると思います。
――『DREAM.1』以降、どのような気持ちで過ごしていましたか?
青木 いろいろな出会いがあって、いい出会いがたくさんあって、朝起きて笑顔でいられる。それがすべてですよね。下を向いて生きていくのはつらいですから。あのときのことも絶対にプラスになるだろうし、プラスにしていかなければいけない。
――「いい出会い」というのは、ファンの励みだったりとかですか?
青木 そうですね。本当に暖かい声を聞いたので、それは自分にとってとてもプラスになる出会いだなと思いました。
――ファンからもカルバン選手との再戦を望む声を多く聞きました。
青木 それは嬉しいこと。ファンの前に俺の夢だし、自分のためだし、それをファンの人たちも見てもらいたいということで、同じ夢を持つというか、同じ喜びを持っていることを強く感じますね。
■「自信とかじゃないです。“勝ってみせる”です」
――これからの3週間はどういった形で練習をしようと?
青木 今できるベストですよね。とにかくベストを尽くして、本当に何もいらないと思えるように、すべてを出し尽くしたいなと思います。そして、それ以後のことはまったく考えていません。灰になるつもりで頑張りたい。“勝ちたい”じゃないです。“勝ってみせる”という強い気持ちです。
――カルバン戦に勝利すると、次は5月11日の『HEIWA DREAM.3 ライト級グランプリ2008 2nd ROUND』(さいたまスーパーアリーナ)でのトーナメント2回戦出場を主催者は希望していますが……?
青木 4月29日は僕が勝つんですけど、5月11日はやりません! それは僕の都合じゃなく、彼らの都合だから。そこまで人の都合に合わせてやるほど、出来た人間じゃないですから(苦笑)。次のことはまったく考えていないです。逆に、スパッと勝ってこっちの都合が良ければやるかもしれないですね。それだけです。
――ベルトのことは考えていませんか?
青木 まったく考えていない(笑)。とにかく次の試合は決戦。僕のすべてを懸けて闘うだけ。すべて自分の力で変えられるような力を手にしないといけないなと、今回ゴタゴタして思った。勝って自分の力によって変えていきたいです。
――自信のほどは?
青木 自信とかじゃないです。“勝ってみせる”です。
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