- 2008年4月22日
「ここ2~3年で一番いいコンディション」
船木戦を前に田村潔司が公開練習! 秋山の欠場についても言及!!- 4月22日(火)、神奈川・U-FILE CAMP 登戸ジムにおいて、4・29『OLYMPIA DREAM.2 ミドル級グランプリ2008 開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)でのミドル級トーナメント1回戦で船木誠勝と対戦する田村潔司が公開練習を行った。
田村はU-FILE所属の中村大介、島崎巧を帯同し練習をスタート。打撃なしの組み技スパー、続いてグローブを付けてのスタンドレスリング、そして、グローブ、レガースを付けての打撃スパーの3メニューを、1時間以上に渡りノンストップで行った。打撃スパーでは、左ミドルで相手の出鼻をくじくと、顔面、ボディに見事なパンチの打ち分け。接近戦ではショートアッパー、ヒザ蹴りを的確にヒットさせるなど、好調をアピールした。
公開練習終了後に行われた囲み取材でも、「コンディションは結構いい感じです。ここ2〜3年で一番いいかもしれません」と絶好調を強調。現在は85キロと調整も順調に進んでいるようで、「食事の量は変えないで運動量を増やして、ウェイトで残りを落としたいと思います」と試合までのプランを語った。絶好調の理由としては、「試合が早めに決まったので、余裕を持って練習することができた。追い込み練習をするための下地を作る練習もできた」と田村。船木対策についても、「基本的に相手によって練習を変えることはないけど、気を付けなければいけない点もあるので、それは頭に入れて練習しています」と充実したトレーニングを行えていることを明かした。
今回の対戦相手は、かつての先輩・船木誠勝だが、「今回は試合をする実感がないくらい。試合前にここまで落ち着いているのも初めて」なくらい平常心とのこと。「ぶっちゃけ、勝ち負けはどうでもいい感じ。単純に船木さんとリングで向き合うことにワクワクしています」と純粋に船木との試合を楽しみにしているようだ。また、「大晦日はブランクがありすぎましたよね。7年ぶりの試合で動けていなかった印象があります」と船木の復帰第一戦目となった昨年大晦日の桜庭和志戦の感想を述べると、「ただ、元々力のある人なので、試合勘は戻っていると思う」と予測。「僕は僕、船木さんは船木さんのスタイルがあるんで、それが試合で噛み合えばいいと思う」と意気込んだ。
また、自身の試合以外の気になる1回戦のカードについて聞かれると、「2人とも闘ったことがあるんで、金(泰泳)選手とミノワマンの試合は興味ある」とコメント。昨日発表された秋山成勲のミドル級グランプリ欠場については、「しょうがないですよね、もう。怪我は本人しか分からないことですからね」と語ると、「推薦枠で出てもいい立場だと思う。2回戦からでも3回戦からでも決勝戦からでも(笑)。いい意味でも悪い意味でも、ああいうイメージのある選手なので、いつから出てもいいと思う」と主催者推薦枠としての出場を提案した。
2回戦以降で闘ってみたい相手については、「それは1回戦が終わってから」と今は船木との試合に集中している様子。「ただ、僕も船木さんも、1回戦が終わったらいろんな展開が待っていると思う。逆に、それはすごい楽しみ」と語っていた。船木に勝つ自信は、「あったりなかったり……。なかったりあったり……(笑)」と笑顔を見せた田村。18年の時を経て臨む船木との一戦に勝利し、ミドル級グランプリ2回戦出場を果たすことはできるか!?
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