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2008年9月14日

「中村の試合映像を見たんだけど、特にビックリすることはないね」
アドリアーノ・マルチンスインタビュー

9・23『OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008　決勝戦』（さいたまスーパーアリーナ）のライト級ワンマッチ、中村K太郎と対戦するアドリアーノ・マルチンスにインタビュー。K太郎戦への意気込みを語ってもらった。【取材日：2008年9月11日】

■「彼が何をしようとしっかり対応できる自信はある」

――DREAM初参戦が決定しました。今の心境から教えてください。
マルチンス　最高にハッピーな気分だよ。DREAMに出られて嬉しいよ。
――現在は山本“KID”徳郁選手率いるKRAZY BEEで柔術のコーチを務めているんですよね。
マルチンス　そうなんだ。元々、ボクの友達のベッチーニョがKIDと一緒に東京で練習していて、ベッチーニョから「KRAZY BEEで柔術のコーチをしないか？」って誘われたんだよ。そして、今年の5月に日本に来て、今は東京に滞在しながら柔術を教えているんだ。
――柔術での一番の成績を教えてください。
マルチンス　2006年の柔術世界選手権レーヴィ級で3位。これが最高の成績だね。
――目標にする選手、尊敬する選手はいますか？
マルチンス　ミノタウロ（アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ）、そしてKID。この2人はマイヒーローだよ。
――DREAMに対してはどんなイメージがありますか？
マルチンス　最高の格闘技イベントだよね。DREAMはPRIDEの血を引く権威あるイベント。ブラジルでもDREAMは有名で、DREAMがスタートしたときから出たいと思っていたんだ。ボクはそこで夢を掴みたいね。
――今回の相手は中村K太郎選手です。
マルチンス　うん、インターネットで彼の試合映像を見たんだけど、まあ……普通の選手なんじゃないかな。
――K太郎選手はグラウンドが得意な選手です。
マルチンス　知っている。でも、ボクはブラジルで柔術を習ったんだよ？　ブラジルで彼より寝技のうまい選手を何人も見てきたから、彼の映像を見て特にビックリすることはないね。申し訳ないけど、新しいものは何もなかったよ。それに彼はチョークスリーパーが得意らしいね？　でも、ボクは今までたくさん柔術の練習をしてきているから、彼が何をしようとしっかり対応できる自信はある。
――勝つ自信はあると。
マルチンス　もちろん！　ただ、彼に対してのリスペクトはある。ボクは今まで闘ってきたファイター全員に対してリスペクトを持っているんだ。
――K太郎選手に何かメッセージはありますか？
マルチンス　リングで会いましょう。そして、激しい闘いをしましょう。
――最後に、『DREAM.6』中村K太郎戦に臨む意気込みを聞かせてください。
マルチンス　23日は日本のファンに「アドリアーノ・マルチンス」の名を広める絶好のチャンス。絶対にこのチャンスをモノにしたい。DREAMを見るファンのみんなには、闘いの中からボクの“心”を感じ取ってほしい。全力で闘うよ！