- 2008年9月19日
「夢の“マッハ越え”を目指します!」
弘中邦佳インタビュー- 9・23『OLYMPIA DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦』(さいたまスーパーアリーナ)で桜井“マッハ”速人と対戦する弘中邦佳にインタビュー。マッハ戦に臨む意気込みを語ってもらった。【取材日:2008年9月11日】
■「遂にここまで来たかという感じです」
──『DREAM.6』での桜井“マッハ”速人戦が決定しました。今の心境から聞かせてください。
弘中 自分のほうが年は一つ下になんですけど、ボクが格闘技を始めたのが24〜25歳の頃にはもうマッハさんはスターで、日本を代表する、「修斗ミドル級と言えばマッハ」という存在でした。ある意味、憧れであり目標とする選手でしたね。その選手と闘うことになり、遂にここまで来たかという感じです。目標とする選手でしたので、越えなければいけないなと思います。
──DREAM2戦目でマッハ選手と闘うというのは想像していましたか?
弘中 マッハさんとできる日本人選手といったら、今はボクくらいしかいないのかなとも思っていたので、ない話ではないなとは思っていました。
──マッハ選手の「ここがすごい」と思うところはどこでしょう?
弘中 ご存知のように打撃は秀でたものがあるんですけど、とにかく技と技との連携がすごいですね。あと、寝技も、パスされても引っ繰り返したりと、まさに野性的です。打撃でも寝技でもその野性的な部分がすごいですね。
──自分のほうがマッハ選手より優っていると思う部分は?
弘中 グラップリング、テイクダウン能力は正直、勝っていると思います。打撃はやってみないと分からないですね、はい。
──どんな試合にしたいですか?
弘中 勝ちに行く闘い方をしたいですね。それが結果的にKOや一本になると思いますし、とりあえず自分の有利なポジションに追い込んで圧倒すればいけると思います。
■「KOか一本を取りに行きたいと思います」
──前回『DREAM.5』での宮澤元樹戦は打撃の展開が続きました。
弘中 打撃にこだわっていたわけではないんですけど、宮澤選手より自分のほうが打撃で上回っていると感じたので、はい。結果、途中で止められちゃったんですけど、あと何分かすれば終わっていた試合だと思いますし、内容的には完勝だったと思います。打撃の練習をしたので、それが出せてよかったです。
──試合後、「次はキッチリ!」という言葉を残しました。
弘中 もっと顔を腫らすようなボコボコの打ち合いがボクの売りなんで、前回はあまり打ち合えなかったんですけど、マッハさんならいい試合になるのは間違いないので期待していただければと思います。打ち合ってくれれば自分の打撃も試したいし、テイクダウンして寝技の勝負をしてもいいし、マッハさんも動いてくる選手なので、動きのあるいい試合になると思います。
──マッハ戦に勝ったら、次はウェルター級王座という話も浮上してくると思いますが?
弘中 そうですね。ベルトがすごく欲しいので、勝ったら何かそういうベルトへの挑戦権とか、ウェルター級トーナメントをやるならトーナメント参戦への一番乗りとか、そういうご褒美は欲しいですね、はい。
──最後に改めてマッハ戦への意気込みを聞かせてください。
弘中 間違いなくいい試合になると思うので、KOか一本を取りに行きたいと思います。人生最大のチャンスでもあるので、打撃でも寝技でも勝ちに行きたいですね。夢の“マッハ越え”を目指します!
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