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2009年2月12日

マッハ、青木のDREAMウェルター級グランプリ出場が決定!!
なんと青木は3・8『DREAM.7』への参戦も直訴!!

2月12日(木)、都内・八芳園にて記者会見が行なわれ、4・5『OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦』(日本ガイシホール[旧・名古屋レインボーホール])より開幕するウェルター級グランプリ2009の一部出場選手が発表された。
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ウェルター級グランプリ2009への出場が決定したのは、桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)、青木真也(日本/パラエストラ東京)の2選手。また、2・20『DEEP40 IMPACT』(後楽園ホール)にて行われる池本誠知(日本/総合格闘技スタジオSTYLE)vs門馬秀貴(日本/和術慧舟會A-3)の一戦が、同グランプリ出場決定戦として行われることも併せて発表された。さらに、この日の会見では、同大会のワンマッチにミノワマンが登場することも決定。会見には、マッハ、青木、ミノワマンが出席し、大会に向けての抱負を語った。


フェザー級GPと並び、2009年DREAMの軸として行われていくウェルター級GP。8人参加で行われる同GPは、4・5『OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦』(日本ガイシホール)で一回戦4試合が、7・20『DREAM.10』(さいたまスーパーアリーナ)で準決勝・決勝が行われる予定だ。同GP開催について笹原EPは、「海外でこの階級は“神の階級”みたいな言われ方をしています。一転、日本を見てみると、もちろん素晴らしい選手はいるんですが、海外、特にアメリカと比べると、そこまで充実はしていないというのが現状です。ですが、敢えて今年、日本にも素晴らしい選手がいるんだということをDREAMで証明すべく、ウェルター級GPを行いたいと思います」とコメント。残り5枠の出場選手については、「日本人選手と外国人選手が半々になるようなイメージです。各国各団体のチャンピオンクラス級の選手を呼びたいと思います」と説明した。


この階級の第一人者として認知されるマッハは、「今回はトーナメントということで、試合をするときはいつも『自分の力を出す』とか言っていますけど、今回は4年に一回しかない重要なトーナメントなので、“優勝”という言葉しかないです。それ目指して頑張りたいと思います」と早くも優勝宣言。05年8月に修斗で対戦したことのある青木については、「昔やったのは3〜4年前なんですけど、それ以後、彼も凄く成長して、穴の少ない物凄いグラップラーになった」と評価。「ぶっちゃけ、ファンの皆さんが喜んでくれる相手だったら誰でもいいんですけど、やることになったら凄く面白い試合になることは間違いないです。青木君も勝ちたいと思うけど、僕が勝ちます」と堂々と言い放った。

一方の青木は、昨年はDREAMライト級GP準優勝、DREAMの大黒柱として7試合に出場したが、今年は一階級上げてウェルター級GPにエントリーだ。青木は、「『僕がやらなきゃ盛り上がらねえんじゃねえかな?』って勝手に自負していまして、で、主催者の方からの『やってほしい』という声を聞いて、僕自身、DREAMが好きだし、DREAMを盛り上げたいし、僕の中で強くなるために必要なことだと思ったので、やりたいなと素直に思いました」と同GP出場を決意した理由を述べると、「普通にやれば普通に優勝できると思うので、正々堂々とやって、まず一本目のベルトを巻きたいと思います」と力強くベルト奪取を宣言。マッハも同GPに出場することについては、「やるとなったら前回以上の面白い試合ができると思いますし、僕自身、対戦できるのであれば、それは楽しみです」と語った。


さらに、青木はなんと、「3月のチケット売れてるんすか? オレ、出なくて大丈夫ですか? ちょっと準備していたりするんですよね、実は。ウェルター級GPの前に一試合やらせてくれないかと思うんですけど?」と、3・8『HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)出場を笹原EPに直談判! 困惑気味の笹原EPは「出ていただけるならば、こんなに嬉しいことはないです。ちょっとこの場ではすぐにはお答えできないんで、前向きに検討します」と即決を避けたが、ニコニコ顔の青木は「はい! ということで、『DREAM.7』、青木真也参戦ということでよろしくお願いします!!」と一方的にまくし立てたのだった。


池本vs門馬戦の行方は? 追加出場選手&一回の組み合わせは? そして、青木の『DREAM.7』『DREAM.8』の連続出場は決定するのか? 今後のDREAMウェルター級GP関連の動向に注目せよ!!


また、4・5『OLYMPIA DREAM.8 ウェルター級グランプリ2009 開幕戦』で行われるワンマッチへの出場が決定したミノワマンの相手は、「2年半ぶりの名古屋大会に出場させてもらうことになりました。名古屋の地元のファンの皆様にいい試合を見せたいと思います」と意欲。対戦相手については後日発表される予定で、恒例となった試合に向けてのテーマ(『ミノワマン第○話“○○の巻”』)も、対戦相手発表に合わせミノワマン自身の口から発表されるようだ。

以下、会見終了後に行なわれた青木、マッハ、ミノワマン、笹原EPの囲み会見の模様。


【青木真也】

青木 重いとか重くないとか、軽いとか軽くないとか、そんなくだらないことじゃないんですよ。そんなことじゃなくて、やるって言ったら、やるんです。やるって言ったら、100パーセントに持って行くんですよ。そういうことです。

──『DREAM.7』への参戦も直訴しました。体重はどのくらいでやりたいですか?

青木 4月は76キロで決まってるんで、73〜75の間でまず動いてみたいなっていうのが正直な気持ちですね。

──ライト級に関しては?

青木 ライト級を卒業とかじゃなくて、今回はDREAMというものを見て、やっぱり青木真也がウェルターに出るってことは非常に意味があることだと思うんですよね。僕は勝手にそう思ってるんですけど、今回は限定ですね。

──GSPvsペンの試合も意識されてる?

青木 そうですね。BJ.ペンが上でもやってみたいっていう気持ちはわかるんですよね。実際、ペンもヒューズに負けて、サンピエールに負けて、やっぱりウェルターでは厳しいわけじゃないですか。でも、俺ならできちゃうんじゃないかっていう意味不明な自信があるので。やっちゃうぞっていう(笑)。基本的にやればできると思ってるんで、やってできないことはねえだろっていうのが、僕のモットーなので。とにかく、やればできると思っています。

──実際に6キロ上の階級というのはいかがでしょう?

青木 難しいこともあるし、厳しいこともあるけど、やんなきゃしょうがないですよね。昔から親に、「あなたは、やればできる子なのよ」って言われてるから、たぶんやればできるはず。ずっと褒められて、そうじゃないとヘソを曲げてやんなくなっちゃうから(笑)。

──参戦する可能性がある選手がいろいろいるみたいですけど、こんな選手が来てほしいっていうのは?

青木 可能性がある選手っていうのが逆にわからないんですけど、まあ、誰でもいいっすよ。「我こそは」って思う奴なら。UFCのトップでもいいし、どこかの団体のトップでもいいし、いろんな事情があって厳しいかもしれないですけど、一攫千金をかっさらおうっていうヤツは来ていいと思います。


【ミノワマン】

──この間、『CMA&DEEP感謝祭』でプロレスの試合をされましたけど、今回の試合に向けてのいい刺激にはなった?

ミノワマン そうですね。プロレススタイルでやってみたことで、また一歩、自分の考えだったり、プロレスに対する気持ちが前進した感じがします。

──それはファイトスタイルにも影響を?

ミノワマン ファイトスタイルもそうですし、子供の頃から“プロレスとはなんなのか?”と考えていた答えが、いまでもずっと探しているんですけど、その答えが少しずつ見えてきた感じはありますね。

──今回のテーマは?

ミノワマン テーマは、相手が決まり次第できてくるんで、そのときにまたテーマは発表します。

──方向性は?

ミノワマン まだわかんないんですけど、地元・名古屋ってことで……地元は名古屋じゃないんですけど、名古屋は近いので、来ていただいているファンの方々に、久々の名古屋でプロレスを見せたいなと。

──希望する相手は?

ミノワマン 希望する相手はいろいろ考えているんですけど、ちょっとまだハッキリとはお答えできないので。


【桜井“マッハ”速人】

──青木選手が3、4月と両方に出るっていう話が出ていましたけど、ライト級からエントリーすることも含めて率直な気持ちは?

マッハ 3月は本当に出るんですか? いや〜、もう、ナメられてるとしか言い様がないですね。でも、本当は両方出てほしいですね(笑)。それを現実にしてください(笑)。

──昨年はライトとミドルが盛り上がったんですけど、今年はフェザーとウェルターってことで、自分が中心となって盛り上げたいという思いは?

マッハ まあ、盛り上げたいっていうよりも、優勝したいですね。僕が優勝すれば、必然的に盛り上がるだろうと。盛り上げようと思って試合なんかできないですからね。勝とうと思ってやってるんで。そこで、周りが盛り上がってくれれば。

──青木選手がウェルターに階級を上げてくるっていう話を聞いたとき、最初はどう思われましたか?

マッハ どうっていうか、客観的に見たら、それはすごいことだし、素晴らしいことだと思いますけど、ライト級でやって何ヶ月も経ってないのにウェルター級っていうのは……4ヶ月でしょ? まあ、いまはウェルター級じゃなくて、ライト級ですよね、彼は。会見での話を聞いていても、なんかやけくそになってるような感じですよね? その辺はどうなんでしょうねえ? 彼が出ることによって盛り上がるか盛り下がるかって言ったら、それは盛り上がるでしょうけど……。わかんない。まあ、今は彼と僕しか決まってる選手がいないのでそうなっちゃいますけど、他にもいろいろウェルター級の選手がいますんで、そういう外国人選手とかに勝っていきたいですよね。

──やりたい選手は?

マッハ ニック・ディアスとかジェイク・シールズもそうですし。まあ、強い選手だったら。

──日本人選手では?

マッハ やっぱ日本人選手のなかでは……って言っても、今は青木君しかいないじゃん(笑)。日本人はとりあえず……去年何回くらいやったっけ? もういいよね?(笑)。


【笹原圭一DREAMイベント・プロデューサー】

笹原 さっきマッハ選手の口から出た選手は、そういう候補が挙がっているということです(笑)。

──ウェルター級GPの出場選手が日本人と外国人半々ということですが、やはり日本人vs外国人がメインとなってくるのでしょうか?

笹原 というわけじゃないですね。日本人vs日本人も考えてますんで。まあ、今日2人並んでましたけど、可能性としては全然あると思います。誰か特定の選手をプロテクトするっていうのも考えてないですし、僕なんかは青木vsマッハが一発目でもいいと思います。まあ、マッハ選手にしては嫌だと思いますけどね(笑)。そういう可能性はあると思います。

──青木選手が3月の『DREAM.7』への出場も直訴したことについては?

笹原 今言われた話なのでわからないんですけど、そうですね……まあ、上がりたいっていう気持ちの表われだと思いますし、その気持ちには応えたいとは思います。去年は過酷なスケジュールで彼はやってくれたんで、本当は今年は少しゆっくりしてもらおうかなと思ってたんですけどね。3月に試運転というか、そういうカードを組むこと自体はいいのかなと思いますけど、試運転と言っても今までと階級が違いますからね。

──青木選手は階級を上げてきましたけど、その他に階級を上げたり、下げたりする選手っていうのは?

笹原 あり得るんじゃないですかね。今年は、フェザーとウェルターの2階級のGPがあるんですけど、そこに向けて下げる選手もいれば、先を見据えて上げたり、下げたりっていうのは、全然出てくると思いますね。フェザー、ウェルターに限らず、全然あると思いますね。

──フェザー級GPの参戦決定戦で勝ったDJ.Taiki選手のケガの具合は?

笹原 相当激しい試合だったので、ドクターに一回診てもらって、診断の結果待ちという状況ですね。負けた昇侍選手も、勝ったDJ選手も相当ダメージを受けているみたいなので、ドクターの判断に従おうかと思います。

──可能性として、その試合だけ1大会遅らせるというのは?

笹原 可能性としては考えらますね。せっかくあれだけ素晴らしい試合をしてもらって、出られませんでしたっていうのは、あまりにもかわいそうなんで。もちろん、間に合ってくれるのが一番いいんですけど、3月に間に合わなければ、ちょっと方法を考えたいなと思いますね。

──青木選手がウェルター級GPに参戦しますが、ライト級の暫定王者というのは? 青木選手がトップコンテンダーだと思うんですけど。

笹原 二冠を目指せばいいんじゃないですか。ヨアキム選手のケガの回復次第なので今はなんとも言えないんですけど、仮にウェルターで優勝してタイミングが合えば、またライトに戻って挑戦するっていうのもすごくロマンがあっていいなと思います。これは本人の意思を確認しないで話しているんであれなんですけど、そういう可能性も含めて、ライトに関してはヨアキム選手の体調次第ですね。