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2009年3月4日

絶口調! 優勝候補ビビアーノをKO宣言!!
大塚隆史が公開練習で破壊力抜群の打撃を披露!!

3月4日(水)、都内・ゴールドジムサウス東京アネックスにて、3・8『HEIWA DREAM.7 フェザー級グランプリ2009開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)でDREAMフェザー級GPに出場する大塚隆史が公開練習を行った。
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優勝候補の一角に挙げられているビビアーノ・フェルナンデスと一回戦で激突する大塚は、この日、3分2Rのパンチのみ&3分1Rのキック中心のミット打ち、さらには3分2Rの総合スパーを公開。追い込み練習の時期も終わり、「今が一番キツい時期です」とこぼしていた大塚だったが、所属するAACC代表の阿部裕幸が目を光らせるなか、疲労の色も見せず精力的にトレーニングを行った。

「体調はいいですね。練習も量をこなせたんで。あとは、体重を調整して、うまく疲れを取って、いい食事も取れれば、すごい試合ができると思います」と、順調な仕上がりぶりをアピールした大塚。ほとんどのGP出場選手がフェザー級のリミットである63キロを大きく上回る通常体重から減量をして試合に臨むことから、大塚もウェイトトレーニングで通常体重をこれまでの67キロから70キロ近くまで増量。「動ける状態のまま体重を増やしたかった」と語ったとおり、スピードを落とすことなくパワーアップすることに成功したようだ。すでに減量期間に入っており、現在は67キロまで絞ったとのことだが、「体格で不利にならないため、勝つための減量なので苦にはならないです」とまったく問題がないことを強調した。

対戦相手のビビアーノに関して、山本“KID”徳郁との試合(07年9月17日のHERO’S横浜大会)をビデオでチェックしたという大塚は、「やっぱり寝技は警戒しますね。下になっても全然平気だし、KIDが珍しくパウンドを打てていなかったんで、迂闊にガードに入れないなっていう。あのときよりMMAにも慣れて、成長もしていると思うし、厄介ですよね」と、柔術世界チャンピオンの寝技に警戒心を強めた。しかし、大塚はこれまで対戦してきた外国人選手すべてが、ビビアーノと同じブラジル人選手であることから、「ブラジル人は得意なんで、大丈夫」とブラジリアン・キラーぶりをアピールすると、「(ビビアーノは)寝技が強いので、パンチ、蹴り、ヒザなどをあわせてスタンド勝負でいきたい。KID戦を見ても、後半から失速しているんで、落ちてきたところでテイクダウンを取りつつ、うまくパウンドを落としていこうかな」と打撃勝負を宣言した。

また、大塚と言えば、恐れ知らずのビッグマウスぶりがにわかに注目を集め始めているが、この日も、記者からの「GP出場者で対戦したい選手は?」という質問に対し、「日本人選手なら、山本篤とか、所、高谷、その辺ですね。みんな動く選手だし、気持ちが強そうじゃないですか。すごい試合になりそう」と、なんの躊躇もなく先輩ファイターたちを呼び捨てにしてニヤリ。さらに、外国人選手では、チェイス・ビービとの対戦に興味を示した。

とは言っても、初戦で激突する強豪ビビアーノを退けなくては、その先には繋がらない。これに関しては、「DREAMは出たかったリングだけど、勝たなきゃ意味がない。ここで負けたら、パッと出の選手になってしまうんで」と気を引き締めると、「ビビアーノは優勝候補と言われているんで、自分の力も試せるし、勝ったらおいしい。KIDのときも判定だし、KOできたら自分の扱いも大きくなると思うんで、すげえ楽しみですね」と大物狩りを誓った。はたして、大塚は、KIDもKOできなかったビビアーノを倒し、DREAMフェザー級GP台風の目となるのか!?