- 2008年4月25日
「“肉のカーテン”でガードするしかないと思います」
ミノワマンインタビュー- 4・29『OLYMPIA DREAM.2 ミドル級グランプリ2008 開幕戦』(さいたまスーパーアリーナ)でのミドル級グランプリ1回戦で金泰泳と対戦するミノワマンにインタビュー。金泰泳戦への意気込みを語ってもらった。
■「これは昭和からの闘いで、今でも続いていることです」
――ミドル級グランプリ1回戦の相手が金泰泳選手に決定しました。今の率直な感想を教えてください。
ミノワマン 僕が学生のときから雑誌や映像とかで活躍しているのを見ていた選手なので、こんな形で試合ができるんだという気持ちです。まさか混じり合うとは思っていませんでしたし、そういう意味では、自分の中では夢の対戦相手であります。
――18日に行われた記者会見では、“プロレスラーvs空手家”ということで、昭和55年に行われたアントニオ猪木vsウイリー・ウイリアムスを引き合いに出して、“昭和の異種格闘技”というテーマを掲げていました。
ミノワマン “プロレスラーvs空手家”と言えば、その試合ですからね。自分はビデオで見ました。プロレスファンはプロレスを最強と信じ、空手ファンは空手こそ最強と信じる。これは昭和からの闘いで、今でも続いていることです。ここ最近ファンになった方々は知らないと思うんですけど、そういう見方も面白いよと言いたいです。
――金選手の試合はご覧になりましたか?
ミノワマン 見ました。空手をベースにしてしっかり自分の形を作っている方なので、すごいなと思います。寝ても立っても自分の土俵で闘っている感じがしますね。
――過去にも空手家と闘ったことがありますよね。
ミノワマン あります。禅道会の選手たち(秋山賢治、百瀬善規)とか、セーム・シュルト。ただ、空手というよりも総合の選手という感じだったので、骨の髄まで空手という選手と闘うのは初めてかもしれませんね。
――金選手は今までプロレスラー相手に2連勝していて、「ここまで来たら負けたくない」とコメントしていました。
ミノワマン 僕は、空手にも負けたくありません。ハンドボールなど他のスポーツとか、お笑いの芸人さんとか俳優さんとか、各方面の方にも負けたくありません。
――あと、「絶対になんかやらかすから」とも。
ミノワマン あ~、はいはい。それは目を見て感じましたね。自分は確実に勝利を残したいと思います。
――金選手を『キン肉マン』のキャラクターに例えると、どのキャラクターになりますか?
ミノワマン ラーメンマンですね。キック、パンチ。カンフー、空手のスタイル。百歩神拳は危険ですね……、そうなったら“肉のカーテン”しかないです。“肉のカーテン”でガードするしかないと思います。
■「時代の波に乗ってみようと思い出場を決意しました」
――ミノワマン選手も無差別で闘ってきましたが、金選手もK-1では100キロを越える選手と闘ってきて、そこの部分は共通点としてあげられると思います。
ミノワマン そうですね。当時のK-1はミドル級くらいの選手って日本人では少なかったと思いますし、ミドル級の体で大きい選手と闘わなくてはいけない状況で、それでも闘ってK-1の創世記を創り上げてきた。金選手の気持ちは伝わります。そういう意味では自分と似ているかもしれません。
――ミドル級グランプリに出場することに関しては、どのように感じてらっしゃいますか?
ミノワマン 1回目のチャンピオンを決める大会ですから、興味はあります。今までは時代の流れに逆らってきましたけど、今回はその波に乗ってみようと思い出場を決意しました。もちろん、無差別は無差別で追求していきたいと思います。
――減量は久々ですか?
ミノワマン 久々ですね。キレとかスピードはアップしますけど、今は体を大きくしたいと思っていますから。この階級で試合をするのは3年ぶりですね。
――最後に意気込みをお願いします。
ミノワマン 『ミノワマン第8話“昭和異種格闘技の巻”』!!
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