ホーム>

ニュース


2008年5月6日

「どれだけ懐に入っていけるかがポイントだと思います」
井上克也インタビュー

5・11『HEIWA DREAM.3 ライト級グランプリ2008 2nd ROUND』(さいたまスーパーアリーナ)、ニック・ディアスとのDREAMウェルター級チャンピオンシップ代表者決定戦に臨む井上克也にインタビュー。ディアス戦に向けての意気込みを語ってもらった。【取材日:2008年5月2日】

■「やる気に満ちていて、嬉しい気持ちでいっぱいです」

――DREAM初参戦が決定しました。今の心境から教えてください。
井上 大きい舞台にすごく出たかったんで、単純に今はやる気に満ちていて、嬉しい気持ちでいっぱいです、はい。
――井上選手にとってDREAMはどんな舞台だと感じていますか?
井上 やっぱり出てる選手がみんな凄い選手ばっかりなんで、夢の舞台だと思っています。
――その夢の舞台でどんな夢を叶えたいですか?
井上 とりあえずは試合に勝つ。今はそれだけですね。
――パンクラスのウェルター級チャンピオンに2度も戴冠。パンクラスの代表として見られる部分も大きいかと思います。
井上 前にHERO'Sでもパンクラス代表として出たんですけど、コケちゃったんですよね(笑)今度はそういうことがないように、自分のベストを尽くせるように頑張りたいと思います。見てる人は“井上はパンクラスの代表”っていう目で見ていると思うんで、それに恥じないようにアグレッシブに闘いたいと思います。
――今年1月のパンクラス後楽園ホール大会で北岡悟選手を破りパンクラスウェルター級王者に再度戴冠した翌日、同王座を返上。その後はライト級へ転向されました。今回はウェルター級での試合になりますが、問題はないですか?
井上 70(キロ:ライト級)でも76(キロ:ウェルター級)でもどちらでも行けるようにしていますので大丈夫です。今回は76。全力で頑張りたいと思います。

■「マッハ選手とか青木選手とか、トップレベルの選手と闘ってみたい」

――対戦相手のニック・ディアス選手の印象は?
井上 すごくリーチがあって、パンチもいいし、寝技もいい。全部ができる選手なんで、逆にこんな強い人とやれる機会はそうそうないんで、気合い入れていきたいなと思ってます。
――ディアス選手は五味隆典選手も倒している強豪です。
井上 そうですね。その試合、映像で見たんですけど、やっぱりパンチで弱らせて最後は寝技で仕留めてという。本当に総合的に強い選手なので、相手にのまれないようにしたいなと思っています。
――特に注意すべき点はどこだと思いますか?
井上 やっぱりリーチが長いんでジャブをもらわないようにして、自分がどれだけ懐に入っていけるかがポイントだと思います。あと、フックも強いんですよね。寝ても立っても強い選手なんでイヤなんですけど、まあ、自分も一応練習しているので大丈夫だと思います。
――自信は?
井上 やってみないと分からないですけど、強い選手とやるというのは最近楽しみになってきているんで、すごく楽しみです。まあ、勝つか負けるかは分からないですけど、勝てるように頑張るだけです。自分はどっちかっていうと打撃が好きなんで、やっぱりパンチとか蹴りでKOしたいですね。
――ディアス選手は「どんな相手でも秒殺する」と豪語しているそうです。
井上 あ、そうですか(笑)。え~と……どちらかと言うと、自分は後半から上がってくるタイプなんですよ。だからまあ、最初は気を付けようと思います、はい(笑)。
――勝てば桜井“マッハ”速人選手とのウェルター級王座決定戦が待っています。
井上 マッハ選手はすごいメジャーな人なので、チャンスがあれば胸を借りたいなと思います。でも、その前にディアス戦があるので、そっちに集中したいと思います。
――今後、DREAMで闘ってみたい選手はいますか?
井上 マッハ選手とか青木(真也)選手とか、トップレベルの選手と闘ってみたいという思いはあります。
――最後にディアス戦に向けての意気込みをお願いします。
井上 自分は打撃くらいでしか攻めないと思うので、寝ても立ってもパンチで行こうと思います。できるだけ膠着しないように、数多くパンチを出していきたいと思いますね。全力で頑張りたいと思います。