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2008年5月8日

昇侍との一戦が決定した山崎剛が公開練習!
「今までやってきたものを出せれば、いい結果は見えると思う」

5月8日(木)、都内・GRABAKA GYMにて5・11『HEIWA DREAM.3 ライト級グランプリ2008 2nd ROUND』(さいたまスーパーアリーナ)フェザー級ワンマッチ(67キロ契約)で昇侍と対戦する山崎剛が公開練習を行った。

リングを公開した。山崎は、スタンドの攻防からタックルを敢行するとサイドからバックに回りスリーパー、また、素早い動きでマウントを奪うとすかさずパウンドを放ち、グラウンドでキレのある動きを披露した。

公開練習後、囲み取材に応じた山崎。その冒頭、笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーより、未定となっていた山崎の対戦相手が現パンクラスライト級王者の昇侍となったことが発表された。まず山崎は対戦相手の昇侍について、「昇侍選手はすごく強い選手で、打撃も一発で決める威力もあって、力強さのある選手だと思います。試合も何度か見させてもらったことがあるんですけど、相手が寝技できてもどんどん立ち上がって、自分のスタイルで打撃をするという選手」と評価。「現在のパンクラスのチャンピオンを選んでいただいて光栄に思います。今まで自分がやってきたものをしっかり出して、いい試合をして、いい結果を出したいと思います」と意気込みを語った。“寝技の山崎vs打撃の昇侍”という図式となるが、「寝技は得意なんですけど、ただやみくもにタックに行って寝技だけで、とはまったく思っていないです。DEEPや修斗、CAGE FORCEで培わせてもらった自分の総合格闘技というのを見せた上で、しっかり一本が取れればと思います」と打撃戦となった場合もそれに応じる構え。試合の3日前ということもあり特別な対策は立てず、「これからGRABAKAのメンバーと相談してみますけど、本当に期間が短いので、この2~3日で変に気持ちを入れすぎて追い詰めてしまっても、今までやってきた自分のものが出ない場合もありますからね。(先週の会見からの)この1週間も短かったですけどすごくいい練習ができたので、今までやってきたものをしっかり出せるように。そうすればいい結果は見えると思うので、変に思い詰めたり、ここからまたさらに練習みたいなことはしないです」と今まで培った力で打倒・昇侍を目指す所存だ。

現在の体重は「70キロをちょっと切るくらい」で、契約体重の67キロまであと3キロ弱。「やっぱり軽い階級でやっている上で、減量は最低限やって当然のこと。急なオファーであれ、そこはしっかり落とせます」と減量も問題がないことを強調した。

今回の一戦は「DREAMフェザー級ワンマッチ」として銘打たれているが、正式なフェザー級のリミット体重は今後改めて発表される模様。山崎は「KID選手とか強い選手にはすごく興味あります。重い階級が注目されがちですけど、DREAMはライト級という比較的そんなに重くない階級も注目されている大会だと思うので、ボクもその中でいい試合を見せられたらいいなと思います。今、自分は65.0~65.8キロというところでやっているので、自分が絡める階級であれば、どんどん絡ませていただきたいなと思っています」と今後のフェザー級戦線への継続参戦をアピール。そのためにも、「DREAMというイベントも始まったばかりで、ボクも今回初めて。とにかく目の前の試合をしっかり盛り上げたいなと思います。これを機にボクのことを注目していただきたいんで、そうなれるようにいい試合をして、必ずいい結果を残したいと思います」と必勝を誓っていた。

会見に同席した佐伯繁DREAM広報の「フェザー級の選手は本当に多いし、3年後にはこの階級が一番盛り上がっていると思う。その中で山崎選手が実力を出し切っていい形になれば、ねえ! このように素晴らしいイケメンですから人気も出ますよぉ! ウシシシシ……」というエールに対し、「佐伯さん、いつもそう言ってくれるんですけど、あまりそういうことばかり……(苦笑)」と照れ笑いを浮かべるなど、終始リラックスした様子だった山崎。『DREAM.3』まであと3日。昇侍に勝利し、DREAMフェザー級の主役に躍り出ることはできるか!?